1. コスパ重視なら1000円以下で買える「ビアスムーザー2」
とにかく安く、おいしい泡のビールが飲みたい人におすすめなのが、豊国工業の「ビアスムーザー2」(770円)です。缶ビールに直接装着するタイプのビアスムーザーで、日本の市販缶ビールの350ml缶、500ml缶で使用できます。
筒部分はざらざらした質感の信楽焼でできており、この筒を通ることでキメ細かい泡が立つ仕組みです。グラスを手に取って斜めにビールを注ぎ、注ぐ速度で泡の量を調整します。
実際に使ってみると、思い通りの泡を作るのに多少の慣れが必要な印象です。また、一番搾りのよう軽いのど越しのビールだと泡のふわふわ感は少し出にくい結果となりました。逆に、エビスやラガーのようなコクのあるビールとの相性は良さそうです。
2. 持ち運びが簡単な手のひらサイズの「絹泡ミニ」
できるだけ場所を取らないビールサーバーを探しているなら、ドウシシャの「絹泡ミニ」(実勢価格:1500円前後)のようなコンパクトなタイプがおすすめ。幅88×奥行き70×高さ37mm、重さ49gのコンパクトなビアサーバーは、単4形アルカリ乾電池2本で駆動します。
冷やした缶ビールに装着したら、あとはボタンを押しながら注ぐだけ。本体には毎分4万回分の振動を起こす超音波振動板が付いており、キメの細かい泡を生み出してくれます。
超音波で泡を作るだけあって、泡立ちが良く、かなり滑らかな口当たりに仕上がりました。泡持ちも良く、お店顔負けのビールが飲めますよ!
3.「スタンドビールサーバー」でビアホール気分を満喫
缶からグラスに直接注ぐタイプのビールサーバーは手軽さがウリですが、あくまでも「宅飲みの延長線」という感じがします。もっと外食気分が味わいたい人には、グリーンハウスの「スタンドビールサーバー GH-BEERO-BK」(実勢価格:1万1000円前後)という選択肢もあります。
1秒間に約4万回の振動を起こすことで泡を作り出すスタンド型のビールサーバーは、その操作性がお店さながら。レバーを手前に押せばビールがそのまま出て、レバーを奥に倒すとクリーミーな泡が出てきます。
また、氷点下保冷剤が付属しており、最大3時間の保冷にも対応しています。単3形アルカリ乾電池2本で駆動するので、庭やベランダに持ち出してよく冷えたビールで晩酌するのも楽しそう。ビールだけでなく、発泡酒や新ジャンル、ノンアルコールビールでもきちんと泡が立つので、まさに宅飲みにぴったりな一台ですね。
4. クラフトビールや海外ビールには「超音波式ビールフォーマー」
缶のままで使うタイプのビールサーバーは、多くの場合は「日本の規格の缶」での使用に限られているため、瓶入りのクラフトビールや海外ビールなどでは使用できません。そんなビールでおいしい泡を楽しみたいなら、グリーンハウスの「超音波式ビールフォーマー GH BEERJSシリーズ」(実勢価格:1800円前後)を選ぶといいかも。
まずは泡を立てないようにグラスにビールを注ぎ、ビールフォーマーを差し込みます。あとはスイッチを押すだけ。泡がグラスを満たしたのを確認したら、スイッチを離せばOK。
今回は普通のビールを泡立てましたが、付属のスタンドで好みのリキュールとビールで泡を作り、後乗せしてフレーバービールを楽しむこともできます。いろんなビールの楽しみ方ができるのは、ビールサーバーにはない魅力といえるでしょう。
泡までおいしいビールが注げるビールサーバーがひとつあるだけで、宅飲みのレベルは大幅にアップすること間違いなしです。ワンアイテムをプラスして、宅飲みをもっと楽しんでみましょう!
<取材・文/今西絢美>
今西絢美|「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、唎酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。コンテンツ制作会社「TEKIKAKU」取締役。
【関連記事】
◆カルディのアジアン料理とハートランドビールで舌鼓を打つ【宅飲み家電 #17】
◆お酒のツマミ、ジャーキーは自ら作ってクラフトビールを飲む!【宅飲み家電 #16】
◆ベランダでビールを飲み「サムギョプサル」を食べて汗を流そう!【宅飲み家電 #14】
- 1
- 2