吉田カバンの名作デイパックはミリタリーなデザインがいま見ても新鮮!

■ミリタリーベストを落とし込んだデザイン

この「JET-BLACK DAYPACK」、元々は「ハーネス」というモデルをベースに、現代の生活に適した機能性や素材、軽量性、サイジングを意識してアップデートしたものです。

▲ポケットが特徴的なデイパック。ベースとなった「ハーネス」よりひとまわり小さい。W32.5×H42.5×D12cm、765g

アップデートから15年たった今でも愛用するスタッフやリピーターがいるなどコアなファンを持ち、ミリタリーベストをモチーフとしたデザインは、いま見ても新鮮さを感じる名作デイパックです。

▲ヘアワックス、AirPods、モバイルバッテリー、ケーブルにPC用ACアダプター、消毒スプレーなどの小物がすっきり収まる

最近は多ポケットのベストが流行し、この秋冬もそのトレンドは変わらず。そんなトレンドのベストにも通じるデザインとマットな質感は、どこかレトロさもありトラッドなスタイルとも相性◎。

ちょっと、リュックハーネスを長めにして重心低めでラフに背負うのがおすすめです。

▲最近流行りのボックス型のアーバンなリュックよりもレトロ感があり、紺ブレとの相性抜群

 

■ブランド誕生から続く本物志向のディテール

1984年に発表されたラゲッジ レーベルは本物志向な物づくりで一躍人気となり、今もファンが多いブランドです。

▲センターのファスナーは本物のベストのように開けられる

▲センターファスナー内には薄手のアウターぐらいなら入れられる余裕の大きさ

▲センターファスナーは上部までいっていないが、面ファスナーで留められるので荷物が落ちる心配はない

▲両サイドにも小物が入るポケット付き。カード入れなどに最適。面ファスナー&スナップボタンで閉める

▲メイン荷室は13inchのPCが入るポケットが1つ付いたシンプルな内装。緩衝材は入ってないので、PCケースに入れるのがオススメ

▲メインの素材には耐久性と軽さが魅力のナイロンオックス生地を使用。高密度に織った生織を特殊な染工方法で通常よりも深く濃い黒に染色している

ラゲッジ レーベルのアイコンといえば“バッテン”のブランドタグですが、JET-BLACKシリーズは刺繍で表現。オールブラックに仕上げることで大人の色気も持ち合わせるそのデザインは、今の時代にもマッチしています。

▲金具もブラック!

▲定番の金ボタンの紺ブレにチノパン。小物は黒で統一。白パーカーを取り入れてスポーティで現代的なスタイルに(※ジェイプレス×ブルーブルーのブレザー/6万4900円、G.H.バスのローファー/1万7928円(セプティズ)、他スタイリスト私物)

*  *  *

ポーターの商品を紹介してもらっている中で、気になって手に取ったのがこのバッグでした。レトロだけど新しく今っぽいデザインなので、秋冬の新作と勘違いしたほど。

吉田カバンといえばポーターという時代からしか知らなかったので、ラゲッジ レーベルの歴史に驚かされるとともに、新鮮さも感じたバッグでした。

>> 吉田カバン

<取材・文/宇田川雄一

宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。

 

 

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