■王道の万能スパイス「マキシマム」
中村食肉「マキシマム」(825円・140g)
これ一本あればプロ級の美味しさに仕上がることから多数のメディアで取り上げられるなど、ミックススパイスの王者でもある「マキシマム」。まずはこれを食べて、ベースにします。
編集部M「カレーっぽいスパイスさを感じる。スパイシーでしっかり塩胡椒が入っててやっぱり大好き。一番クセがある」
ライターO「スパイス感あって、子供も大人もみんな好きそう」
編集部E「ザ・マキシマムって感じ! パンチがある! 料理が全部、マキシマムになっちゃう強さがあって、どんな食材でも安定したマキシマム味にしてくれる」
編集部S「スパイスの味が強いよね」
編集部N「何も知らずに食べるとむせてしまいそうな辛さとしょっぱさを感じます」
カメラマンT「美味しい。やっぱ万能調味料ですね。ザ・オールインワンスパイス」
スタイリストU「全部の味がしっかり強い感じ。肉と合わさるとちょっとしつこいかな」
■肉も素材も食べた人も喜ぶ極上のスパイス「喜」
肉のふくしま「極上スパイス・喜」(605円・80g)
元々は美味しいコロッケを作るためにブレンドして作られたスパイスを商品化。ステーキだけでなくサラダやチャーハン、パスタなどにもあう汎用性の高いスパイスです。
M「マキシマムと比べるとスパイス感よりは塩味が強い。お酒飲む時はこれがいいかも」
O「塩味が強い気がする。マキシマムよりちょっとピリッとします」
E「シンプル。素材がよければマキシマムより美味しいのでは。ちゃんと素材の味も感じられるぐらいの、ほどよいシンプルさが好き」
S「肉の味までしっかり味わえるね」
N「ちょっとパンチが弱めかな。でも、これくらいがちょうど良い。ごはんちょっともらってもいいですか?」
T「日本人が慣れ親しんだ味だなー」
U「一番、塩っ辛い。けど、ふりかけた時の香りは一番好き」
■アウトドアブランドが考えた「鉄板スパイス」
motteco「鉄板スパイス」(858円・60g)
このスパイスを発売しているのは焚き火用鉄板「Frying iron」を作っている会社(エス・エス・ビー)。味噌粉末をベースにスパイスも楽しめる和洋ハイブリッドなスパイスです。
M「肉の味を感じられてさっぱりしてる。上質な油ののった肉とかに合いそう」
O「ちょっとマイルド。味噌の甘味がありますね」
E「これ好き。美味しい。スパイス感もしっかりあるし、塩味も抑えられてるのがいい」
S「他のに比べると塩味があっさり。肉の味を邪魔しないね」
N「粒々感がいい。スパイスの食感が楽しめるところがいい」
T「粒が大きいから入れた瞬間はダイレクトに味が来るけど、スパイスの味がすぐ消えて濃すぎないさっぱり感がありますね」
U「七味唐辛子のような和なスパイス感が好き。さっぱりしたステーキを楽しめる感じがいい」
■和・洋・中なんにでもヒトフリしたくなる「マジカルスパイス」
ライフテック「マジカルスパイス」(620円・60g)。
毎日仕事や家事が忙しくて手の込んだ料理を作れないという主婦を助けるべく誕生した、ヒトフリで味を完成させてしまう魔法の調味料。醤油粉末が入っているので和洋中どんな料理にも合うのが魅力です。
M「肉汁の溶けたステーキソースみたい。辛すぎず、スパイス過ぎずバランスがいい。食べ慣れた庶民の味が好き」
O「醤油と胡椒ですごく和な感じがする。馴染み深い味ですね」
E「醤油感がすごい。味がしっかりついてパンチもある。安いお肉でも美味しくしてくれそう。バーベキューとかにいいかもしれない」
S「ステーキ感が少なくて焼肉感が出るね。焼肉みたいな食べ方に合いそう」
N「ステーキソース感が強いですね。ちょっと全体的に味が強いのかな」
T「これ愛用してます。スパイス感も醤油っぽさもあって好きですね」
U「醤油っぽさが強いですね。ニンニクも効いててしっかりとした味わいです」
■かけて焼くだけでお店の味になる「ステーキスパイス」
宮島醤油フレーバー「ステーキスパイス」(実勢価格:430円前後・100g)
焼いた時の香ばしい醤油の香りが特徴。日本人の舌にあった醤油ベースの和製スパイスは、かけるだけでプロの味を再現したような上品な味わいを楽しめます。
M「どんな値段の肉にでも合いそう。ど真ん中な味つけになる」
O「まとまっていてお店の味って感じがしますね」
E「胡椒を強く感じる。ステーキ系だな」
S「お肉の味を邪魔せず、飽きない。いくらでも食べられる」
N「マキシマムよりちょっとマイルドな感じですね」
T「肉用って感じで美味しい。ステーキに使いたいかも」
U「ちょっとピリッと辛くて旨味もある。しっかりとした美味しさですね」
* * *
正直どれも甲乙つけがたく美味しかったのですが、あえてそれぞれの最も好みのものを選んでもらいました。
その結果…
「喜」3票
「鉄板スパイス」2票
「マジックスパイス」2票
と割れました。もっと差がつくのかと思いきや僅差の結果に。
熟練キャンパーが多く、「マキシマム」慣れしている人が多かった今回の食べ比べ。また、平均年齢が40代と若干高めなこともあり、パンチの強いマキシマムよりはもう少し落ち着いた味が好みという人が多い結果に。
好みもありますが、マキシマムを使いすぎて“味変”したいなと思ったら、他のミックススパイスにチャレンジしてみるのも楽しいですよ。
<取材・文/宇田川雄一 写真/田口陽介>
宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。
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