世界の機内食案内[8] Aeroflot 東京〜モスクワ


 

【モスクワ〜東京(成田)】SU260

[1回めの食事]

アエロフロート

 

アエロフロートのドリンクサービスは、食事がサーブされるタイミングより30分以上も前の1回きり。食中の飲み物はありません。数十分前の飲み物をキープしておくしかないのです。ダッシュのせいで渇ききったノドに赤ワインを流し込むのは厳しかったので、貴重な1回だけのチャンスでしたが、泣く泣くワインはパス。コクコク飲めるリンゴジュースで、ほっとひといき。

○スモークしたムール貝、セロリ、赤パプリカ、オリーブの前菜、オリーブオイル
○煮込みチキンのショートパスタ、マッシュルーム、人参
○チョコレートマフィン バニラクリームとフルーツ添え
○クリームチーズ
○ロールパン、ライ麦パン、バター
○コーヒー

メインは、チキンのパスタか、白ご飯とビーンズ添えのタラの二択。
タラ+ご飯には良い思い出がないので、迷わずチキンのパスタにしました。パスタはペンネで、チキンはひと口サイズの胸肉。少々ぼやけ気味の味だったので、コショウを振っていただきました。前菜とデザートのチョコレートマフィンは、往きの便と同じでガッカリ。


[2回めの食事]

エアロフロート

 

到着の約3時間前にドリンクサービスが始まり、続いて朝食となる2回めの食事が配られました。朝食は、オムレツ、ポリッジ粥、パンケーキからの三択。どれにもパンが付いてくるので、オムレツにしました。

○ビーフハム、チーズ、ゆで卵、オリーブ、マヨネーズソース
○チーズとハーブのオムレツ、トマトソース、オリーブ
○フォーチュンクッキー
○ミューズリーのチョコレートパフ
○ロールパン、ライ麦パン、バター
○コーヒー

前菜のビーフハムは厚みがあり、ボリュームたっぷり! チーズは比較的アッサリめのハード系。このハム&チーズは赤ワインとの相性がいいと思いますが、2食めはワインのサーブがないのが残念!
なぜこれが? と思ったのがフォーチュンクッキーで、クッキーの中にロシア語で書かれた格言の紙が入っていました。機内食では初めて見ます。裏は英語バージョンでした。
パンはすっかりおなじみになったライ麦パンと、ムッチリした硬めの食感のプチパン。バターやチーズを塗る方が、よりおいしく感じます。


アエロフロートのアメニティ

エアロフロート

アエロフロートのアメニティには、エコノミーでもスリッパが用意されていることを聞いていましたが、本当にありました!

アエロフロート
スリッパとアイマスクがセットになっています。私はいつも機内に携帯スリッパを持ち込んでいるので、スリッパはとても助かります。ただし、アメニティは長距離便のみ。

アエロフロート
ドリンクサービスにやや不満はありますが、機体も新しくてキレイで、USBポートなども完備され(機材次第かもしれませんが)、エコノミーでもスリッパが付いてくるアエロフロートは、そのリーズナブルな運賃を考えると、ハブ空港として便利&お買い得な選択のひとつではないでしょうか。また使ってみたくなりました。

 

(取材・文/綿引まゆみ

watabiki mayumi

わたびきまゆみ/ワインジャーナリスト

ワイン専門誌や料理系雑誌での記事執筆をはじめ、日本ソムリエ協会webサイトのコラムなどを執筆。ワインセミナー、トークショー、海外のワインコンクール審査員など、幅広い活動を行なっている。チーズプロフェッショナル、ビアソムリエ、コーヒー&ティーアドバイザーの資格も所有。スイーツ好き。

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