Turk(ターク)は最強か?キャンプに持って行くフライパンは何を重視するかで変わる!

■私がタークにたどり着いた理由

私が最初に買ったアウトドア用のフライパンは、アルミ素材でテフロン加工されたものでした。軽いし、メンテナンスもしやすいので、登山の時に重宝してました。

しかし、高熱で調理するとテフロンが剥がれてきます。そうなると、体にも有毒ですし、結構すぐにダメになります。なので、キャンプにはおすすめしません。

私は、ソロキャンプから4人くらいまでのキャンプによく行きますが、持って行く荷物は、ほとんどがバックパック1個か、それにプラスで食材用のハードやソフトのクーラーを1つ追加するくらいの荷物でキャンプしています。

軽量コンパクトを目指してギアを揃えているので、チタンやアルミ素材は魅力的なのですが、私がフライパンに求める最も重要な要素は、食材をおいしく調理できることです。主に炒め物や、ステーキを焼くということが多いので、それに最も適したフライパンを探してました。

素材の結論でいうと鉄でした。軽量コンパクト装備を目指しているのに? と思うかもしれませんが、私の中では、キャンプで旨いステーキを食う! ことはなによりも大事なのです。

鉄のフライパンで一番初めに買ったのは、焚き火フライパン(約22cm)で、これは取っ手がついておらず、現地で木の枝を拾ってきてつけるタイプのものです。

元祖はフィンランドのブンランドで、ムーリッカというフライパンなのですが、これは日本ではなかなか手に入りません。この焚き火フライパンは、取っ手がない分、コンパクトになり、鉄の中では軽量(約500g)な方だと思います。

焚き火で調理する際に、取っ手は長い方が良いので、焚き火フライパンのように自由に長さを調整できのがいいですね。

焚き火フライパンは大好きで、本当によく使いました。ソロなら十分な大きさなんですが、ただちょっと私には小さかったのです。4人くらいまでの料理だと不便に感じることが多く、大きめのフライパンを探していたところ、タークに出会いました。

ソロから、4人くらいまでの料理がこなせる大きさということで、24cmにしました。

■タークを使ってみて

そもそもタークとは、1857年にドイツで創業された老舗のメーカー。鉄の塊を鍛造して、取っ手部分まで作り出す製法を創業当時から変わらず行っているようです。

私はこのメーカーのクラシックフライパンの24cmを使用しています。使って思ったのは、本当に上手く焼ける! ということでした。

一般的に、鉄の厚みが厚ければ厚いほど、熱伝導が高いされており、スキレットのように、もっと厚いフライパンは存在するのですが、スキレットと比較しても、同じくらいかそれ以上に上手く焼ける感覚です。

まさに、外カリっ! 中ジュワーッ!っと、料理を普段あまりしない私が焼いてもなるのです!

また焦げ付きにくく、メンテナンスも、お湯とたわしと、油できれいになるので、自然の中で使用するにもベストマッチです。

肉を焼く以外に、アヒージョもおいしく作れますし、餃子も旨かったです。

■タークのメリット・デメリット

タークを使って感じたメリットは前述したように、熱伝導がとても高く、なんでもおいしく焼けること。取っ手が長いので、焚き火料理がしやすく、使わない時は、引っ掛けておける点もキャンプでは重宝します。

丈夫で、メンテナンスが簡単なこと。そして何よりも、かっこいいこと。一枚ものの鉄の塊ってだけでも男心をくすぐりますし、ちょっと高いですが、しっかりと使い続ければ、100年、200年と使えます。

キャンプだけでなく、家でももちろん使えて、お皿として出しても絵になります。また自宅でも、もちろんそうですが、取っ手の後端がフックになっているので、引っ掛けられるのは便利なんです。

デメリットは重い(24cmで約1.2kg)、取っ手が嵩張る。バックパックの大きさにもよりますが、だいたい取っ手部分はちょっと出ます。そして高価。

高価ではあるものの、メリットで紹介した通り、一生モノと考えると決して高いものではないとも思います。多少嵩張っても、重くても、それ以上のメリットがあるので愛用してますし、キャンプで旨いものを食う! これ以上の幸せがありますか?笑

ちなみに、取っ手が長いゆえ、こんな風に使うこともできます

【次ページ】キャンプでのフライパンの選び方

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