■背負ったままジェスチャーでスマホを操作
左のショルダーストラップにタッチセンサーとなるJacquardタグが組み込まれており、ジェスチャーすることで「通話やメッセージの受信通知」「セルフィー」「位置情報」「Googleアシスタント」「音楽のコントロール」といったスマホの機能を操作できます。
■専用アプリでジェスチャーをカスタマイズ
使い始める前に、まずは準備が必要です。「Jacquard by Google」というアプリをスマホにダウンロードし、ジェスチャーで作動する「アビリティ」と着信などがあった時に知らせてくれる「アラート」を自分のライフスタイルに合わせて設定できます。
一番使ったアクションが音楽の「再生と一時停止」。ちょっと周囲の音が聞こえづらい時や、買い物で店員さんの声が聞き取りづらい時などワンアクションで音を止められる上に、そのあとの再生もワンアクションでできるので切り替えが簡単でとても便利!
アラートはライトが点灯するだけでなく振動でも教えてくれるため、自転車に乗っている時でも気付けます。「いつも一緒」はスマホの置き忘れを防いでくれる安心機能。また、スマホ側にもJacquardタグと離れた時に通知をしてくれるため、バッグの置き忘れ防止にもなりますね。
■使い勝手のいい大容量と抜群の背負い心地
リモートが増えたことによって15インチのPCが入る大容量のバックパックが人気になっています。この「KONNECT-i スタンダードバックパック」も15.6インチまでのPCが入るだけでなく、メインポケットやフロントポケットに加えて内装にも複数のポケットあるため、モノを効率的に分けて収納可能です。必要なものを取り出す時に全部出して探す、いわゆる“お店を開く”状態が避けられて、バッグとしても優秀。
また、外側のアクセスしやすいポケットも豊富。右のサイドポケットにはペットボトルや折り畳み傘をしまえて、左は薄いポケットなので一時的なスマホの置き場としても使えます。
フロントポケットは上下に分かれているため、いろいろなものを分けて入れられます。さらに上部にはスマホを縦に入れられるくらい深めのクイックポケットがあり、すぐに取り出したいモノを入れておく場所として重宝します。
大容量のバックパックになると物を入れた時に重すぎて背負えなくなりそうですが、そこは歴史ある世界的バッグブランド「サムソナイト」。何層もの厚みをもたせることでしっかりとサポートするショルダーストラップとパッド入りのバックパネルのおかげで、背負っていても重さや疲れを感じにくく長時間の使用でも快適に過ごせます。
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サムソナイトがGoogleとコラボすることで、バッグが荷物を入れて運ぶだけのアイテムではなくなりました。例えばネックスピーカーなど耳を塞がないスピーカーと併用すれば自転車に乗りながらの音楽操作やナビ案内など、いろいろな使い方の妄想が膨らみます。
最近はスマホを手にしている時間が増えた気がします。でも、スマホはしまっておき、着信などの必要な情報はバックパックから通知してもらう。スマホに依存するのではなく、スマホも道具として上手に使う。そんなスマホの使い方もアリだよねと教えてくれるようなバックパックです。
バックパックは当然ながらウエアラブルなわけですが、デジタル時代のウエアラブルを体現する「KONNECT-i」は、使う人それぞれのライフスタイルにカスタマイズできるモノなのかもしれません。あなたならどうカスタムしますか? ちなみに薄マチタイプがいいという人には「スリムバックパック」もありますよ。
<取材・文/宇田川雄一>
宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。
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