■焚き火でステーキを上手に焼く方法
ステーキは、肉を焼くだけという究極のシンプル料理。それだけに、ちょっとしたコツが美味しさを左右します。
それが下記のたった4つのこと。これを守れば、誰でも焚き火で美味しいステーキが焼けるんです。
・肉は分厚ければ、分厚いほど旨い!
・鉄板で焼くべし!
・焚き火の火加減をコントロールせよ!
・肉汁を閉じ込め、旨味を逃すな!
それでは順番に紹介していきましょう!!
1.肉は分厚ければ分厚いほど旨い
私の持論では、ステーキ肉は分厚い方が旨味が閉じ込められて旨いです。なので私は、いつも4〜5cmくらいの厚さにカットしてもらいます。
部位はお好みですが、私の好きな部位はランプ(お尻)ステーキです! ちなみにそれ以上厚くなると、上手く火を通すのが難しくなります。もちろん、ローストビーフ的に食べる場合は別ですが。
2.鉄板で焼くべし!
直火で焼くのも、遠赤外線効果で旨くなると思うのですが、個人的には、肉汁が落ちてくすぶった香りが付くのと、せっかくの旨味が逃げてしまうような気がするので、鉄板で焼いた方が旨く焼けると思ってます。
なので、スキレットやダッチオーブン、フライパンなどで焼くのがおすすめです。
特に前回の記事でも書きましたが、熱伝導が高い鉄のフライパンがいいいですよ。フライパンを火にかけたら、10cmくらい離れたところで手をかざして、10秒くらい我慢できる温度まで、熱してください。
温度が低い状態で肉を投入しないように注意!
3.焚き火の火加減をコントロールせよ!
なんといっても一番大事なのが、火加減です。シンプルな調理ほど、ここで差が出ます。
ポイントはしっかりと熾火を作ること。そして、そこから少し炎が上がっている状態を作り出すこと。熾火の上に、同じような太さの薪を平行に(上の写真はV字になっていますが、これでも大丈夫です)置くと、五徳がわりになって調理しやすいですよ。
上の写真のように、白い炭化した炭が大量に下にある状態で、炎が軽く上がっている状態が理想的です。この状態で、両面にいい具合の焦げ目をつけてください。
肉を手で触って、その感触が「親指」と「人差し指」で丸(OKマークみたいに)を作った際の親指の付け根の硬さと同じくらいであれば、レアです。
「親指」と「中指」で丸を作った時の親指の付け根の硬さであれば、焼き加減はミディアムレアからミディアムくらいです。
焼き目を作った後に、仕上げをするので、親指と人差し指くらいが理想ですが、お好みでどうぞ!
4.肉汁を閉じ込め、旨味を逃すな!
先ほど紹介した火加減で両面良い具合の焼き色がついたら、アルミホイルで包みます。時間は約10分ですが、触ってみてほんのり温かいくらいがベストです。
熱々の状態だと、切った時に、肉汁が溢れ出てきて、旨味が逃げます。
上記のように寝かせた後は、綺麗なピンクの断面になりますよっ!
いかがでしたでしょうか??
この4つのポイントさえしっかり押さえておけば、ステーキ屋さんにも負けないくらい旨いステーキが食べれますよ!!
ただ、シンプルな調理なだけに、このポイントは完璧に押さえましょう!!
>> 連載 [不自由を自由にする野営スタイル]
(文・写真/RYU)
RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」
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