iPhone 12 miniだけじゃない!片手で操作しやすい5Gスマホ4機種を使い比べてみた

■写真の撮りやすさはXperia 5 IIとGalaxy S20に軍配

続いてカメラの使いやすさを比べてみました。どの機種でも、カメラを起動してシャッターを押すといった操作は、片手でスムーズに行えました。

しかし、iPhone 12 miniは、使い始めてしばらくのうちは、指が写ってしまうミスが生じがちでした。本体が小さいので、レンズの近くに指を置かないように注意が必要です。

▲iPhone 12 miniは小さいので、レンズに指がかからないように注意が必要

Xperia 5 IIは右側面にカメラボタンがあり、横向きに持った場合に、カメラボタンを押してカメラを起動でき、それをシャッターボタンとしても使えます。片手で横向きでの撮りやすさではXperia 5 IIが一番でしょう。

▲Xperia 5 IIは横向きにした状態で右上にカメラボタンがある。片手持ちでのシャッター操作がしやすいことが利点

画角やズーム倍率の切り替えがしやすかったのはGalaxy S20。超広角、広角、望遠をワンタッチで切り替えられることに加え、ズーム倍率もワンタッチで切り替え可能。片手持ちではピンチ操作がしにくいですからね。この操作性は非常に便利だと感じました。

▲Galaxy S20のカメラアプリはズーム倍率をタッチで変更できるなど、片手で操作しやすい操作性になっている

 

■カメラの撮影画質は互角。8Kビデオ対応はGalaxy S20のみ

カメラのスペックはそれぞれ異なります。初期設定のままアウトカメラで同じシチュエーションで同じ被写体を撮影し、画質を比べてみました。

▲iPhone 12 miniとPixel 5はデュアルカメラ、Xperia 5 IIとGalaxy S20はトリプルカメラを搭載

 

▼iPhone 12 mini
アウト:超広角(1200万画素/F2.4)+ 広角(1200万画素/F1.6)
イン:1200万画素(F2.2)

▼Xperia 5 II
アウト:超広角(1220万画素/F2.2)+ 標準(1220万画素/F1.7)+ 望遠(1200万画素/F2.4)
イン:800万画素(F2.0)

▼Galaxy S20
アウト:超広角(1200万画素/F2.2)+ 広角(1220万画素/F1.8)+ 望遠(6400万画素/F2.0)
イン:1000万画素(F2.2)

▼Google Pixel 5
アウト:超広角(1600万画素/F2.2)+ メイン(1220万画素/F1.7)
イン:800万画素(F2.0)

<超広角>

▲iPhone 12 miniの超広角で撮影

▲Xperia 5 IIの超広角で撮影

▲Galaxy S20の超広角で撮影

▲Pixel 5の超広角で撮影

 

<広角>

▲iPhone 12 miniの広角で撮影

 

<標準>

▲Xperia 5 IIの標準で撮影

▲Galaxy S20の標準で撮影

▲Pixel 5のメインカメラで撮影

 

<望遠>

▲Xperia 5 IIの望遠(光学3倍ズーム)で撮影

▲Galaxy S20の望遠(ハイブリッド光学3倍ズーム)で撮影

iPhone 12 miniは明るくスッキリした色で撮れました。Xperia 5 IIはリアルに忠実でバランス良い色調。Galaxy S20は明るく、鮮やかな色。Pixel 5は最も空が青く写り、コントラストが強めの印象。どれが1番ということは決められません。カメラは素人の筆者が撮った写真です。あくまでも参考程度にご覧ください。強いて優劣をつけるなら、望遠レンズを含む3眼カメラを搭載するXperia 5 IIとGalaxy S20なら撮影の幅が広がるでしょう。

なお、どの機種も4Kビデオの撮影に対応しており、Galaxy S20は8Kビデオ(7680×4320)の撮影もできます。

 

【次ページ】気になるバッテリーのもちは…

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