これぞ一生モノ!何十年も使い続けられるコールマン「413Hパワーハウスツーバーナーストーブ」

■アタッシェケース型本体にオールインワン

収納時のサイズは56×16×35cm、重量は5.8kg。コールマンの「パワーハウスLPツーバーナーストーブⅡ」は54×7×32.5cmで重量4.2kgなので、厚みがほぼ倍になっています。重量は1.6kgの差なので500mLペットボトル3本分、そう考えるとやはりちょっと重く感じます。

フタを開くとゴトク、その下に燃料タンクが収まっています。燃料タンクの周囲には余裕があるので取り出しやすいのですが、その分、燃料タンクが動くのでメンテナンス用の雑巾や軍手を詰めておきましょう。

また、収納時の置き方には配慮が必要です。ハンドル側を下にするとジェネレーター、縦置きするとミキシング部や燃料タンクのポンピングノブに負荷がかかります。使うときと同じように置くか、ハンドルを上にして収納。あえて縦置きにするときは必ず雑巾などで燃料タンクを固定し、燃料タンク側(サブバーナー側)を下にします。

燃料タンクを取り出し、燃料バルブをOFF方向に回して完全に閉じていることを確認。ホワイトガソリンを8分目まで入れます。燃料缶から注ぐ場合は、注ぎ口を上にするとドバッとこぼさずにすみますよ。

なお、燃料メーカーからもホワイトガソリンが販売されていますが、コールマン純正は極限まで不純物を取り除いているためカーボンで目詰まりしにくいんです。純正=高価と思いがちですが、メンテナンスの手間が減るので結局オトク。

ポンピングノブで加圧します。ノブの小さな穴を指で押さえながら、押し込めなくなるまで何度も抜き差ししましょう。

風船のイメージがあるからか、加圧しているとビギナーさんから「爆発しそう」と結構な確率でつぶやかれますが、金属製のタンクなのでたとえ力自慢のレスラーが加圧しても破裂しません。メンテナンス不良で内部のポンプカップが劣化していると圧力がかからなくなることはありますが、火がつかないのでやはり爆発しません。安心してください。

本体手前の穴からジェネレーターを通して、ふたつのスリットに燃料タンクを引っ掛ければ完成です。
 

【次ページ】点火にはちょっぴりコツが必要

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