電熱ヒーター、レイヤーシステムetc 話題の最新シュラフ5つを試してみた

5. 焚き火のそばでも使える極上布団

ナンガ「カケフトン」(8万8000円)

重量:1.78kg
収納サイズ:60×30×H49cm
コンフォート温度(EN):不明(リミット温度:不明)
中綿:760FPスパニッシュダックダウン

ダブルサイズの封筒型寝袋は、親子で布団感覚で潜り込めるためファミリーに根強い人気を誇ります。

ナンガにも「ラバイマ バッグW600」というモデルがありますが、さらに汎用性を高めたのがこの「カケフトン」。160×215cmという掛け布団サイズのダウンブランケットです。

薄手の合掛けと少し厚めの肌掛けのセットで、合掛けは600g、肌掛けは200gのダウンを封入。使用温度は公表されていませんが、「ラバイマ バッグW600」は650FPダウンを600g封入しているのでその温かさがわかるでしょう。

いわゆる家庭用の布団袋とほぼ同じですが、普通の掛け布団のつもりで手にするとその軽さに拍子抜けします。ダウンなので防水性のある手持ちの圧縮袋に入れて小さく持ち運んでもいいかも。

合掛けと肌掛けはそれぞれ単体でも、組み合わせて掛け布団としても使えるし、サイドをボタンで留めればシングルサイズの封筒型ダウン寝袋、そして2枚を組み合わせてダブルサイズのダウン寝袋など、シーンによって使い方を変えられる汎用性の高いモデルになっています。

2枚の間に入るだけで、あたたかい空気にくるまれているような感覚。ファスナーはないので「カケフトン」にくるまるだけでよく、車中での仮眠やハンモック泊で重宝しそう。もちろん、ほかの寝袋と組み合わせて保温性を高めるなんてこともできますよ。

合掛けの表地はポリエステルとアラミド繊維の混合で、焚き火のそばで使ってもポツポツ穴があきにくいという特徴があります。焚き火に強いダウンブランケットというだけでも手に入れたくなりますね。

合掛けの裏生地と肌掛けは、薄さと強さを両立する15dnリップストップナイロンを採用。どちらもボックスキルト構造を採用しており、ダウンの保温性を損なわないようにしています。

正直、ダウンブランケットと考えれば値が張ります。けれど自宅では掛け布団になり、焚き火のそばでも使えるとなれば話は別。1年中使えてナンガの保証を受けられるのであれば決して高すぎるということはありません。

>> ナンガ

 

<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

【関連記事】

◆シームレスなのに偏りなし!モンベルの新型寝袋は革命的!
◆コスパ高っ!世界中のソルジャーが使うSnugpakの冬キャンプ向け新作寝袋
◆ぬくぬくで広々!モンベルのダウンシュラフで冬キャンプの睡眠が快眠に変わりました

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする

関連するキーワード