キャンプを本格的に始めるのなら、まず買うべきたった2つのアウトドアギア

■一体、どんな寝袋とマットを買えばいいの?

ここまで、寝袋は冬用の快適温度が-10℃くらいまでのもの、マットはクローズドセル型とそれぞれの理由を説明してきましたが、この2つのアイテムの中でもおすすめを紹介します。

まず寝袋のオススメは、モンベル「ダウンハガー800 #0」です。これは実際に使っていますが、快適温度-7℃、限界温度-14℃、重量1090gです。

いい点は、このレベルの快適温度の寝袋の中では軽く、コンパクトになること。そして縦横に伸びる設計になっているので、マミー型(芋虫みたいな形)の寝袋にしては、とても広々、快適に寝れます。だだ、欠点が、ジッパーが途中で噛みむこと。足から頭までジッパーを閉める間に、10回は噛みます(イメージです)!笑

▲写真は別モデル

次におすすめは、ナンガ「オーロラ900D X」。この寝袋は、快適温度-10℃、限界温度-19℃、重量1400gです。ナンガはジッパーの開閉がとってもスムーズでノンストレスです。

ジッパーくらいいいじゃない? と思われる方がいると思いますが、厳冬期にジッパーを閉めないと、命に関わりますし、眠い時に、ジッパーの開閉がうまく行かないと、かなりイライラします。

お勧めして買った方たちは、「本当に快適で、家の布団より気持ちい!」という意見ばかりでした。

クローズドセル型マットはサーマレスト「Zライト ソル」一択。長年愛用しているのですが、本当に安心感があります。冷気をどれだけシャットアウトできるか? というR値は2(高ければ高いほど良い)で、これはクローズドセル型ではトップクラス。

R値は、内部に空気があるエアーマットの方が高いのですが、Zライト ソルで−10℃の時に寝ても寒いと感じたことはありません。寝心地もいいですし、簡易に気軽に使えるところが最高に気に入っています。とにかく暖かさを重視するならばエアーマットもいいと思いますが、関東のキャンプ場で冬キャンプをするくらいであればサーマレストで十分だと思います。

※  ※  ※

いかがでしたでしょうか? この2つがあれば、初めてでも快適にキャンプで寝られますし、災害時の備えにもなります。ぜひ、これから本格的にキャンプをしてみたい! 野営をしてみたい! という方は参考にしてみてください。

>> 連載 [不自由を自由にする野営スタイル]

(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」

【関連記事】
◆ぬくぬくで広々!モンベルのダウンシュラフで冬キャンプの睡眠が快眠に変わりました

◆電熱ヒーター、レイヤーシステムetc 話題の最新シュラフ5つを試してみた

◆冬用寝袋に悩むならマイ布団を寝袋化してみない?

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする