雰囲気抜群!オピネル「フォールディングノコギリ」とミニノコギリ2本で薪を切り比べてみた

■所有欲をそそられるオピネルのノコギリ

キャンプ好きで「オピネル(OPINEL)」を知らない人はいないと思いますが、ザッとブランド紹介。1890年に創業した、120年以上もの歴史を持つフランスのブランドで、折りたたみ式ナイフの原型を作ったと言われています。切れ味が良くて頑丈だという機能面はもちろん、シンプルで一目でそれとわかるデザインが人を引きつけてやみません。

「フォールディングノコギリ #12」も、温かみのあるフォルムで持っているだけでいい感じ。1985年にロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館の「世界の美品100特選」に選ばれているほか、ニューヨーク近代美術館目録にもその名を連ねているそうなので、同じような考えの人は多いかもしれません。

小さい「#6」のナイフ(下)と比べるとこんな感じです。フォールディングノコギリは「#12」なので、長さがちょうど倍ぐらいでしょうか。

ハンドルの形状はナイフと若干違いますが、セーフティリング「ビロブロック」で刃を固定するのは同じです。ちなみにワンサイズ大きい「フォールディングノコギリ #18」(7700円)は、「ビロブロック」仕様ではありません。

高儀の「シャーク ソー」210mm(上)と比べると半分くらいのサイズ。刃を出した状態だと緩やかに曲線を描いているのがわかります。湾曲したブナのハンドルは持ちやすく、経年変化も楽しみです。

収納時の長さは、笑’sの「B6君」とほぼ同じ。ウッドストーブでソロキャンプをするときには良さそう。拾ってきた枝を切るのに重宝します。

湾曲するハンドルは持ちやすいのですが、表革のグローブをして握ると若干滑ります。スエードやベロアなど、起毛させた裏革のグローブの方が持ちやすいかもしれません。

【次ページ】3つのミニノコギリを切り比べ

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