寒くてラインが結べない!かじかむ指先を水や寒気から守る方法

■濡れて冷えればやっぱり寒い…華麗なるカイロ使いを極めよ!

さて、いくらいいグローブを装着しても、エサ付けや魚の処理をして、水に指先をさらせば、やっぱり濡れるし、気温とともに冷たくなるのは完全には避けられません。
こんな時はやはり、カイロをうまく使いたいところ。

ですが、市販の使い捨て携帯カイロでは役不足。高温になるカイロをかなり使いましたが、高温になるのはポケットの中に入れている時だけ。一度取り出して手を温めると、すぐに温度が下がってしまい、なかなか高温に戻らないのです。特に濡れた手を拭かずにカイロに触っていると、まったく熱くなりません。

そこで役立つのが電熱式の携帯カイロ。スイッチひとつで外気温や湿り気に左右されず、電気の力で安定した暖かさが味わえます。お気に入りは3段階で温かさが切り替えられれて最高で55℃になる高温モデル。

充電式で、高温で使い続けても7時間ほどキープできますし、いざというときは外部バッテリーとしても役立ちます。さまざまな種類が発売されていますので、電池の持ちと、熱の強さが両立しているモデルを選びましょう。

価格も2000円台からいいものが購入できます。1シーズン携帯カイロを購入し続けることを考えれば、断然コスパに優れています。

もうひとつ、それでもツライ方には、手首の関節を温めることで、指先への血流を促進する方法。カイロで有名な桐灰からは、「巻ポカ」という商品が出ています。貼るカイロなども同じ原理ですが、膝や腰、肘などの関節に通る大きな血管を温めることで、体温を下がりにくくする効果あり。

筆者の場合は、特に朝一や夜などに、手のひらがかじかんでいくスピードが緩和されているのを実感します。ネオプレングローブ、電熱カイロ、巻ポカという3段構えであれば、厳冬期にも対応できる手指装備でしょう。

厳冬期の海は、コンディションは厳しいですが、美味しい魚を持ち帰れば家族も大喜び。賢いギアのチョイスと万全の防寒装備で、快適に冬場の釣りをお楽しみください!

 

<取材・文/ナオ・サクライ>

ナオ・サクライ|ルアー釣りやボート釣りなどを中心に、四季のおいしい魚を追いかけるライター。キャッチ&イートがモットーで、魚を美味しくいただくため料理も日々研究。釣りでも料理でも、気になる道具があると使わずにはいられない、生粋のモノ好き。

 

 

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