■ルールは簡単!指定されたピースタイルでマスを埋めるだけ
ルールは簡単ですが、ボードゲームの遊び方を文で説明すると、長くなってしまうのが難(ルールに入るまでにすでに長いですが…)。
まずは複数人でプレイする場合です。
1.36枚のパズルボードを裏返して(簡単な難易度でプレイする場合は、難易度の高い方が表に来るように)テーブルの真ん中に置き、1人1枚取ります。
2.1番若い人がダイスを振り、砂時計を逆さまにします。
3.砂時計を逆さにしたら、手元のパズルボードをひっくり返してプレイ面にします。
4.同時に、ダイスで出た絵と、パズルボードに描かれた同じ絵の横にあるピースタイルを選びます(ダイスがゾウなら、全員パズルボードのゾウの横に描かれたピースタイルを使用)。
5.ピースタイルを組み合わせてマスをぴったり埋めます。
6.最初に解いた人は「ウボンゴ!」と叫びます。
7.ラウンドトラックボールからサファイアの宝石コマを取り、黒い袋から宝石コマを取ります。解けていない人は、継続して問題を解きます。
8.砂時計の砂が下まで落ちたら1ラウンド終了。
9.これを9ラウンド行い、点数を競います。
■1人でプレイする場合のルールは3パターン
1人でプレイする場合は、ルールが変わります。取扱説明書に書かれているのは2通り。ですが、やって気づいたルールがもう1つ。
1つめは、5分(または10分、20分)で、できるだけたくさんの問題を解くことを目指すルール。もう1つは、問題を5問(または10問、20問)解くまでの時間を計るルール。結果を記録しておいて、記録を更新できるように挑戦するというもの。
そして最後が1枚のパズルボードのすべての問題を解いていくというもの。どれも試してみましたが、気分転換にやるために買ったので、タイムは気にせず1枚のボードの問題をすべて解いていくローカルルールに落ち着きました。
時間を設定して、何枚解けるかを目指すルール。ゲームを極めようというストイックさがないとなかなか難しいですね。しかも、時間が来て終了〜となると、プレイ途中で終了になることもあるので、解けなかったモヤモヤが残ります。
5問なら5問を解くと決めてタイムを測るルール。1枚ずつダイスを振って、解いていく。問題によっては、すぐに解けてしまう場合もあるので、物足りなさを感じることも。しかも毎回同じ5問ではないので、タイム計測にあまり意味を感じませんでした。
一番しっくり来たのが、左側の絵を上から順に全てクリアするルール。使うピースタイルが違うので、同じマスでも解く時間が変わります。1回ずつフレッシュな気持ちでできるし、毎回1枚と決めてやることで気分転換できるし、ちょっとした達成欲求を満たせます!
パズルボードの右下には数字が振られているので、1からクリアしていける分かりやすさもあります。
※ ※ ※
ルールは簡単だし、プレイして時間的にも休憩中に1人でできるし、遊ぶレベル的にも気分転換にぴったり。そして、ちょっとした達成感を味わえるから、そのあとの仕事が気分良くできていい感じです。人気の秘密が分かりました!
と同時に感じたことが、ボードゲームはコミュニケーションツールだということ(今さらですが)。ウボンゴに限らず、ボードゲームはやっぱり、みんなで遊んだ方が楽しい! 家族でやるのもいいですが、気のおけない友達とお酒を飲みながらワイワイガヤガヤ直接対決したら最高なのにと思いました。
気軽に「ウボンゴ!」って叫べる日まで、しばし1人で432問を攻略することにします。
Ubongo(ウボンゴ)
本体重量:1㎏
メーカー推奨年齢:8~10歳
プレイヤー人数:1~4人
<写真・文/澤村尚徳(&GP)>
【関連記事】
◆知恵を絞ってクリアを目指せ!おひとり様ボードゲーム5選【趣味空間を作る傑作モノ】
◆ありそうでなかった“あのフタ”で遊べるボードゲーム誕生!
◆ハマる人続出!ボードゲーム人気再燃の背景とは【特集「アナログ愛好。」】