NEWoManで行くべきレストランは鎌倉発「GARDEN HOUSE」

建築家・大野力さん設計・ディレクションにより、まるで国内外で活躍する旬なデザイナーたちのショーケースのようにもなっている「NEWoMan」。その4Fでひときわ存在感を放っているのが「GARDEN HOUSE(新宿)」だ。

IMG_1492

店内に踏み込むと、エントランスエリア(手前)には「GARDEN HOUSE」プロデュースのゼネラルストアを展開。レストランで実際に使用しているテーブルウエアやオーガニック商品を中心とした、作り手の顔が見えるフードプロダクトなど、「食」をテーマにセレクトしたグッズを中心にラインナップされる。さらに中に踏み込むと、逆L字型に配したダイナミックなカウンター。奥の壁にはビール用のタップが10個ずらりと据え付けられている。

 

IMG_1480

鎌倉店でも提供する鎌倉ビールとのコラボによるオリジナルビールに加え、国内外のクラフトビール計10種をタップサービスで楽しむことができるという

 

【GARDEN HOUSE新宿】クラフトビール各種

選りすぐったクラフトビール10種はすべてタップからの注ぎたてを提供

【GHフード】ヒヨコ豆のフムス

ビールにぴったりなつまみメニューも豊富。ヒヨコ豆のフムス(ピタチップス付き)700円

 

そこから先は全120席におよぶ、開放感に満ちたメインダイニング空間。鎌倉店の約1.5倍の広さとなる空間は、奥のテラス席に向かって思い切りよく“抜け”ている。テラスや窓からの採光をふんだんに取り込んでいることから、日中はとにかくのびのびと心地よい感覚、リラックスした雰囲気が印象的だ(もちろん、テラスへとつづくこの“抜け感”は、夜は夜でまた異なる魅力を帯びるのだと想像する)。

IMG_1449

鎌倉店と同様、「jam associates」がデザインを手がけた空間。「新宿のいう大都会の中で気持ちよい場所を提供すべく、パステルカラーを入れるなど鎌倉とはまた異なるリラックス空間を目指した」という。壁にはクルミ科の広葉樹、ヒッコリー材を使用

 

魅力的なフード&ドリンクメニューも充実する。ドリンクは、ここでしか飲めない銘柄を含む計10種のクラフトビールを常時タップサービスで提供するほか、クラフトビールのテイスティングセットも展開。

フードの中核となる季節の素材を使った料理は、“春菊&山椒”、“筍&レモン”など、その時々の旬の食材をのせて焼き上げる窯焼きピザや、鎌倉店でも開業以来人気の「鎌倉富岡商会の厚切り鎌倉ハムステーキ」、和牛100%のオリジナルパティと鎌倉ハム富岡商会のベーコンを大胆に挟んだ「GHグルメバーガー」、粉の配合からこだわった「バターミルクパンケーキ」やアメリカンクラシックを思わせるホームメードケーキなど、目移り必至なメニューがラインナップされる。

【GHフード】鎌倉富岡商会の厚切りハムステーキ

鎌倉富岡商会の厚切り鎌倉ハムステーキ 2800円

【GHフード】アトランティックサーモングリル ソイブールノワゼット

アトランティックサーモングリルソイブールノアゼット 2500円

【GHフード】オリジナルピザ

オリジナルピザ 1400円~

【GHフード】バターミルクフライドチキン

大山地鶏のバターミルクフライドチキン 1200円

 

奥には65㎡のオープンエアのテラス

IMG_1459

奥にはさらに開放感たっぷりのテラス席が40席。オーナーの関口氏によると「時おり半端ない風が吹くことがある」そうだが、それもご愛嬌。これからの季節、晴れている日・風の強くない日はぜひこのテラス席を狙いたいものだ。

ちなみに、店舗デザインは鎌倉店と同様、JAMO ASSOCIATESが手がけている。ひとつひとつの意匠に鎌倉店とはまた異なる魅力を感じさせつつ、都心の商業施設内だということを思わず忘れてしまう「GARDEN HOUSE」ならではの居心地のよさは、さまざまなシーンで体験していただきたい。

なお、今回「GARDEN HOUSE(新宿)」が開業した第一期オープンにつづいて、4月15日(金)グランドオープン予定のJR新宿駅・新南口構内/NEWoMan2F(エキナカエリア)には、同店の新業態となるベーカリー&ペイストリースタンド「GARDEN HOUSE CRAFTS[S]」がオープンした。

GardenHouseCrafts

ベーカリー&ペイストリースタンド「GARDEN HOUSE CRAFTS[S]」

 

同店では、代官山のファクトリーで焼き上げる人気の自家製天然酵母パンをはじめとするブレッド類、同じく代官山で人気のキャロットケーキやマーブルチーズケーキ、那須の御養卵を使用したなめらかプリン、その他パウンドケーキなどのベイクドアイテムも展開。

「SEASON INSPIRED & FINE CRAFTS(季節からのインスピレーションと丁寧な手仕事)」をコンセプトに、エキナカ/エキソトに誕生したふたつの店は、それこそ朝の出勤前にはじまり、ランチタイム、ティータイム、ショッピング、仕事帰り……と、より様々なシーンで「GARDEN HOUSE」の魅力を堪能させてくれそうだ。
 
【GARDEN HOUSE(新宿)】
東京都新宿区新宿4-1--6
NEWoMan SHINJUKU 4階
03-5925-8871(代表)
11:00~23:00(L.O.22:00)、ランチ 11:00~15:00(L.O.14:30)、不定休
座席数 店内120席、テラス40席
 
【GARDEN HOUSE CRAFTS[S]】
東京都新宿区千駄ヶ谷5-24-55
NEWoMan SHINJUKU 2階
03-6274-8852(代表)

 

(文/松浦 明

matsuuraakari

まつうらあかり/エディター、ライター

英国・ロンドン「Sotheby's Institute of Art」で西洋美術史を学び、帰国後は美術図録の編集に携わる。ギャップ出版入社後、ライフスタイルマガジン『gap』や数々の書籍の企画・編集を手がけ2003年に独立。現在は雑誌・ウェブマガジンでの記事執筆、食ブランドや企業のフリーペーパーなどの企画・編集等を手がけている。

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする

関連するキーワード