【趣味のためのクルマ選び】使い勝手良好、走りも◎!BMW340iツーリング

BMW「3シリーズ ツーリング」の荷室容量は、495リッター。意外なことに、メルセデス・ベンツ「Cクラス ステーションワゴン」の450リッターを上まわります。パッと見、荷室奥側半分の側壁が内側に張り出している3シリーズの方が、狭く感じるのですが…。

そこで、メジャーを片手に実測してみたところ、ラゲッジスペースの最大幅は124cm(Cクラスワゴンは122cm)、奥行き102cm(同98cm)、フロアからパーセルシェルフ(荷室カバー)までの高さが42cm(同35cm)。なるほど、3シリーズ ツーリングの方が、数値としてはそれぞれ大きいんですね。

そこで、実際の使い勝手を検証するために“いつもの”撮影機材を積んでみました。国内線の機内に持ち込み可能なカメラバッグ、3段の脚立、長さ120cmのライトスタンドバッグ、三脚、レフ板セット、ふたつの大型ストロボ、そして、メイクさんが持参するバッグを模したトラベルケースです。

BMW 3-Series Touring

まるで、それぞれをしつらえたかのように、キレイに積み込めました! ただし、ちょっと気になったのが、前述のとおり、荷室奥の幅が97cmと狭くなっているので、積み込む順序を考慮しなければいけないところ。

具体的には、立方体のストロボセットとトラベルケースを先に入れ、長尺物ことライトスタンドバッグは、荷室の手前側に置かないと入りません。撮影の時間が押してドタバタしている時などは、ちょっと面倒に感じるかも。

リアバンパー上部の高さが、地上64cm(Cクラスワゴンは58cm)と少々高めな点も減点ファクター。一方、テールゲートのリアウインドウだけを開閉し、小物を気軽に放り込めるのは、3シリーズ ツーリングならではの良さですね。

また、3シリーズ ツーリングには“ストレージ・パッケージ”も用意されます。これには、12V電源ソケット、荷室とキャビンを分かつ“シートバック・ネット”、向かって右側の手前側壁に設けられる収納ネット、そして、荷室を自在に分割できる“アダプティブ・フィクルマシング・システム”などが含まれます。

BMW 3-Series Touring

趣味やクルマの使用用途に合わせて、ラゲッジスペースをさらに便利に活用できそうです。

 ■新ストレート6の気持ち良さはBMWの面目躍如

次のページへ

この記事のタイトルとURLをコピーする