■人感センサーをトリガーにして制御
こうした自動操作のトリガーには、時刻変化などの条件変化だけではなく、センサーデバイスの反応も活用できます。要するに「人感センサーに反応があったら=人が通ったら、家電Aをオンにする」といった流れのカスタマイズができるのです。
このような人感センサーデバイスは従来からあったのですが、設置場所や電源に悩むことがありました。しかし、2月に発売された人感センサー付きスマートLED電球は、シーリングライトなどに装着しておけば、人が通ったことを感知してくれます。設置場所や電源を気にせずに運用できるのがメリットです。
例えば、廊下のシーリングライトとしてこの製品をセットしたとします。夜間に人感センサーが反応した場合のみ、指定の明るさで照明をオンという設定をしておけば、スイッチを触ることなく階段やトイレまでの道のりが明るく照らされます。
では「スマートLED電球(人感)のセンサーが反応したら、スマートLED電球(RGB調色)がオンになる」というシンプルな設定手順を見てみましょう。
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とはいえ、センサーデバイスを活用した自動設定のカスタマイズは、スマート家電の扱いを理解している中級者向けという気がします。設定が適切でない場合、センサーが誤動作することでかえって不便に感じる場合があるので、ユーザー自身が試行錯誤しなくてはならないからです。
筆者としては、まずは色が変わる「スマートLED電球(RGB調色)/E26」や、調色が必要ない場合には従来から販売されている色を変えられないスマートLED電球などに挑戦することをお勧めします。シーリングライトタイプの製品でも良いでしょう。
その後、追加するならテレビやエアコンなどの家電を操作できる「スマートマルチリモコン」です。そして、スマート家電の操作や設定に慣れてきた頃に、センサーデバイスを追加していくという流れがお勧めです。
もちろん、「スマートLED電球(人感センサー)」でできる単体操作(すなわち、人が来るとその場の照明がつく、といった挙動)を望む場合には、この限りではありません。
>> +Style
<取材・文/井上 晃>
井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter
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