合体しても単独でも使えるザ・ノース・フェイスの新作テント「エバシリーズ」

■大型シェルターとしても使える「エバベース6」

収納サイズはφ30×74cm、重量約9.55kg。一般的なキャンプ用ドームテントよりもわずかにコンパクトで軽く仕上げています。

収納袋に入っているのは本体(フライ&インナー)と3種類5本のフレーム、ピンペグ。種類ごとにきれいに色分けされています。

本体を広げるとスリーブの縁がオレンジ、グレー、黒の3種類あることがわかります。フレームと同色のスリーブに差し込んでいけばいいシステムで、説明書不要ですね。

フレームを立ち上げたら、フレームと同色のウェビングを探し、そこのグロメットに差し込みます。屋根の上にも短いポールを差し込むので忘れずに。

上から順番にフックを引っ掛けていき、交差部分はウェビングを巻きつけ面テープでしっかり固定します。あとはペグでテントの裾と張り綱を固定するだけ。シンプルかつスピーディーに設営できます。

インナーを吊り下げて完成です。

サイズは305×305×H206cmで、インナーテントもほぼ同サイズ。一般的なファミリー用ドームテントの床面積が300×250cmで4〜6人利用を想定しているので、「エバベース6」はかなりゆったりしていることがわかるでしょう。

それに見ての通り、壁面が垂直に近い角度で無駄がありません。

インナーはオールメッシュで四方に大型ドアパネルを持っているのでかなり明るく、風通し良好です。前室がほとんどないのが気になりますが、上部にキャノピーが付いていますし、ドアパネルを閉めれば雨が降り込むことはないでしょう。

「エバベース6」の真骨頂はコレ。アウトフレーム構造+吊り下げインナーのためビッグサイズのシェルターになること。スタンディングテープのおかげで自立するのもうれしいですね。

しかも、前後の大きなドアパネル部分には同シリーズの「エバカーゴ4」、サイドの小さなドアパネルには「エバカーゴ2」がピタッと接続できるんです。

 

【次ページ】「エバカーゴ」はコンパクトで設営簡単

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