合体しても単独でも使えるザ・ノース・フェイスの新作テント「エバシリーズ」

■コンパクトな4人用テント「エバカーゴ4」

こちらが「エバカーゴ4」。「エバベース6」同様、でっかいドアパネルが印象的です。

「エバカーゴ4」の収納サイズはφ25×64cm、約5.05kg。4人用テントとは思えないほどコンパクトです。

インナーとフライ、フレーム2本とピンペグというこれまたあっさりシンプルな内容物。

フレームを2本、平行に通すトンネル型です。

「エバベース6」同様、同色のスリーブ、ウェビングを探してフレームを通していきましょう。

設営サイズは234×229×H174cm。スッキリした横顔ですが、よく見ると後部ドアの上にベンチレーターが付いています。

吊り下げ式のインナーテントは4人就寝なので一人分の幅は50cm程度。夏なら3人利用のほうが涼しくていいかも。

 

■「エバベース6」+「エバカーゴ4」

「エバベース6」と「エバカーゴ4」を合体。誂えたかのようなシルエットです。

単独ではベンチレーターが少ないことを危惧しましたが、接続した「エバベース6」のパネルを開放しておけば、「エバカーゴ4」の後方ベンチレーターとうまく作用するというわけ。エバシリーズは接続して使うのが最適解なのでしょう。

そしてどちらのテントも前室がほとんどないのですが、組み合わせて使うことが前提であれば納得。

接続部分のパネルを巻き上げて「エバベース6」のテープを使って固定します。これでピタッと隙間なく埋まります。この仕組みは「エバカーゴ2」も同様。

今回は「エバベース6」のインナーを取り外して接続しましたが、スカート付きですし、インナーを取り付けたまま接続すれば秋冬の引きこもりキャンプでも重宝しそう。

また、「エバベース6」の出入り口が1か所確保できればいいので、最大3張りの「エバカーゴ」をくっつけられるのもユニークです。アクティブなファミリーは「エバカーゴ2」を遊び道具の収納場所として「エバカーゴ4」を寝室にする、たまにはひとりで「エバカーゴ2」とともに釣りに出かける、「エバカーゴ4」を2張りくっつけて三世代キャンプをするなんて使い方もできそう。

*  *  *

単独でも接続しても、すっきりデザインで、手持ちの道具との相性バッチリ。「エバベース6」と「エバカーゴ4」をセットで10万円以下、約15kg。「エバカーゴ2」を追加しても12万円でお釣りがきて重量は20kg以下。今どきの大型快適2ルームテントは重量20kg以上が当たり前で20万円ほどするものも珍しくありません。そう考えるとかなりリーズナブル。

どうやって組み合わせて使おうか、考えるだけでも楽しく夢がある。このあたりが多くのキャンパーを惹きつけるのでしょう。

>> ザ・ノース・フェイス

 

<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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