1. 高さ可変&ランタンハンガー付き
アシモクラフツ「a38grate RT」(1万8700円)
アシモクラフツと38exploreという人気ガレージブランド同士のコラボアイテムで、アシモクラフツのロストルと天板というユニークなセット「asigrille_ztable」に脚とランタンハンガーを追加したスペシャル版です。
ロストルに脚を差し込んでテーブルにするという定番の構造で、脚の向きを変えることで高さが変わります。高さはおおよそ20cmと13cm。
チェアに座りながら脇に置いたソロ用テーブルに手を伸ばすと、“このテーブル、もう少し高さがあると手が届くのに”なんてことを感じます。「a38grate RT」ではその調整ができるんですね。
それに、天板をはずしてロストルとして使うときは、バーナーの高さにあわせることもOK。
ステンレスのグリルとホワイトアッシュ製の天板で、グリルと天板を写真のように重ねることで畳んだサーマレスト「Zライト」とほぼ同じ奥行きのテーブルになり、天板をずらせば25〜50%広くなるという楽しい機能付き。
木製天板はコーヒーやガス缶の染みがつきやすいのが気になりますが、コーデュラナイロン×帆布の収納ケースをかけておくことで汚れ防止に役立ちます。そのときの気分で付け替えられるのがいいですね。
また、ランタンハンガーは写真のように取り付けるほか、サイドにも取り付けられますよ。
>> アシモクラフツ
2. チタンと桐のハイブリッド天板
ベルモント「ヤマタク」(9900円)
ベルモントには重量835gの「マルチソロテーブル(LOW)」というという同ブランドの五徳にセットするタイプの小型テーブルがありますが、「ヤマタク」はそれよりも天板サイズは奥行きが10cmほど短く、重量が4分の1というフライ級のミニテーブルです。
「ヤマタク」という名前の通り、トレッキングや釣りに持ち運びやすい仕様で、脚は短く、天板の高さはおおよそ5cm。地面に座ってすごすグラウンドスタイル好きのキャンパーにも使いやすくなっています。
桐の板を組み合わせるテーブルで、チタン天板が2枚ついています。
桐のままだとまな板やお盆のように使えて、チタン天板を差し込めば汚れにくいテーブルに変身。火からおろしたばかりの鍋や洗ったばかりのカップを桐に載せるのは気が引けますが、薄くてもチタン天板が1枚あると安心です。
チタン天板は2枚付属しているので全面チタン天板にしてもよし。
脚となるプレートは天板より少し高くなっているので、このままひっくり返してまな板にするなんて使い方もできますね。
反対に、チタン天板を使わない場合だと重量130gで軽快に持ち運べます。目的にあわせてアレンジできるのがおもしろいテーブルです。
>> ベルモント
3. 重いクーラーボックスを受け止める
ネイチャートーンズ「ヘビースタンドミニ」(2万1780円)
アイアン系のファニチャーはでっかいものが多いのですが、ネイチャートーンズの「ヘビースタンドミニ」は天板サイズ52×23cmというかわいい大きさです。
正確には棚ですが、天板の高さは27.5cmでチェアに座ったときに作業しやすくなっています。下にも段があるので収納力は2倍なのがいいですね。
耐荷重はなんと50kg! 飲み物を詰めたクーラーボックスを置けるほどタフなんです。手前にはシェラカップなどを吊り下げるハンガー、脇には栓抜き機能が付いているなど遊び心あり!
おもしろいのは天板部分を手前に倒せるということ。手前の天板は耐荷重2kg。元々が耐荷重50kgなので頼りなく感じますが、食器やランタンを載せるには十分です。
クーラーボックスを載せると天板は使えなくなってしまいますが、手前に天板ができればテーブルとしての役割を損ないません。クーラーボックスではなく、横長のスパイスケースやツーバーナーを載せると調理台としてもいい感じ。
>> ネイチャートーンズ
最後にスペックをまとめておきましょう。
(写真上)
ベルモント「ヤマタク」
組み立てサイズ:21×28×H5.5cm
収納サイズ:10.5×28×2.4cm
重量:205g/チタン天板なし130g
(写真中)
ネイチャートーンズ「ヘビースタンドミニ」
組み立てサイズ:56×30/48.5×H27.5cm
収納サイズ:56×39×H8.5cm
重量:5.1kg
(写真下)
アシモクラフツ「a38grate RT」
組み立てサイズ:17×5×H13/20cm
収納サイズ:17×5cm
重量:1.26kg
みんなが持っているものは使いやすく、価格もこなれています。でも、ヒットしているものだからといって、必ずしも自分のスタイルにあうとは限りません。より自分のスタイルにあったソロキャンプ用ミニテーブルを探してみませんか。
<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter
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