■快適性と実用性を兼ね備えた新型ダイソン
「Dyson Omni-glide」は、ダイソンシリーズで初採用となる“Omnidirectional Fluffy クリーナーヘッド”を搭載。360°回転する4つのローラーが取り付けられており、前後はもちろん、従来のダイソンにはなかった横移動や斜め移動にも対応しています。
全方向駆動が可能なため、見た目からは想像できないほど小回りが利き操作性は抜群。しかも長方形のどの面からでも埃を吸い取れるので、部屋の角や椅子の足回りだけでなく、ヘッドを縦にして細いベッド脇やトイレなど、気になるところをサクッと掃除できます。
この“Omnidirectional Fluffy クリーナーヘッド”は、小回りが利きつつもちょうどよい幅をしっかりと確保しているため、リビングや廊下などの広い面積を掃除する際も、何往復もせずに快適なかけ心地です。
またしっかりと掃除をしたいときに気になる運転時間ですが、エコモードでは最長18分(クリーナーヘッド装着時)と、タフな運転時間かつバッテリーは交換式。別売りのバッテリーを持っていれば、充電が切れてしまっても入れ替えるだけで再稼働できるので時間に縛られる心配もありません。
フローリング主体の我が家では飼っている犬の毛がツルツルと滑っていき部屋の端はもちろん家具の下にも逃げて行きます。掃除機をかける際に家具を極力動かしたくない、特に重たい家具は動かすのは億劫なのでついつい見て見ぬ振りをしがちです。
しかし「Dyson Omni-glide」はフラットなヘッドと180°倒せる本体設計で、このような面倒な場面も難なく掃除可能。倒した際の操作性もしっかり考えられており、持ち手が楕円の棒状で湾曲していないためどんな角度で持っていても手首に負担を感じることがなく態勢も無理を強いられません。
またスイッチ式の電源で、手の位置を固定されなくなったのも非常に快適。左右の持ち替えがスムーズに行えます。
ゴミ捨ては従来通り衛生的かつ簡単なワンタッチ式。ダストカップに付いている赤いボタンを押してスライドさせれば、スクレイパーと呼ばれる部位がゴミを掻き出してくれます。1回で落ちきらなくとも2〜3回上下させると綺麗に落ちます。直接ゴミに触れずに済むのは衛生的にも気分的にも良いですね。
ヘッドはそもそも髪の毛や糸などの絡まりが起きづらく、メンテナンスもこれまたワンタッチで可能です。ヘッド左上部のボタンを押せばローラーごと横から抜ける仕組みで髪の毛が溜まりがちなローラーサイド部もすぐにアクセスできます。
* * *
流石のダイソン、吸引力はそのままに使いやすさをグッと上げてきた「Dyson Omni-glide」。付属品を使えばハンディとして使うこともできる汎用性、操作性の向上、お手入れのしやすさ、ブレない掃除機に対する姿勢がしっかりと受け継がれていると感じました。
使ってみて特に感じたのが操作性の良さ。本体の軽さと程よい自走感が相まって、なでるような軽さで取り回しができ、“Omnidirectional Fluffy クリーナーヘッド”のおかげで思った通りの場所に向かってくれます。掃除機に自分がついて行ってると錯覚するほど、思った通りに動いてくれるこの感触は病みつきになりそうです。
スタンドが付属品やケーブルをきっちり納めてくれているので、そのまま部屋に出しておける=気になった時にすぐ使えるのも従来と変わらず良い点でした。ある種掃除がレジャーのようになるこの感覚、ぜひ実際に味わってみてください。
<写真・文/戸井田満樹>
戸井田満樹|家電に囲まれて育った平成生まれの頑張らない系男子。家電コーディネーターの母からの教えで、調理家電を中心に家電に頼れるものは全て頼る、頑張らない生き方を模索中。好きなものはご飯と愛犬。好きな家電は食洗機
【関連記事】
◆ダイソンからトリガーがなくなった!しかも史上最軽量だぞ
◆ダイソン欲しい!でも部屋広くないし…。大丈夫、ヘッドがスリムなモデルありますよ!
◆やっぱりダイソン!ロボット掃除機になっても強力な吸引力は健在です!
- 1
- 2