スノーピークの「TAKIBI Vest」は普段使いの”着るバッグ”としても超優秀

■人気のキャンプベストの中でも高い収納力

難燃性に優れたアラミド繊維に、撥水加工を施したオリジナルの素材を使ったスノーピーク定番の「TAKIBI」シリーズ。焚き火で安全なだけでなく、多少の雨ならしのげる機能性も特徴です。ナチュラルな風合いの生地はキャンプだけでなく街着としても違和感なく、夏はTシャツの上に羽織って収納力とファッション性をUP。冬はフリースやアウターの上や中に重ね着するのもアリ。着こなしの幅が広く、通年使える万能性も魅力のひとつです。

フロントのマルチポケットは、キャンプ時に貴重品やギアを小分けにして収納できます。フラップ式のポケットはマチ幅があるため、貴重品からモバイルバッテリー、汗拭きタオル、キーケースなど、厚みのあるものも問題なし。また、両サイドの前身頃には、胸のあたりからアクセスするシンプルな袋状のスペースがあり、ペットボトルや日焼け止め、エコバッグやポーチなどをざっくり入れられます。

そして背面にも大きなポケットが。コンパクトチェアや薪だって入るので、キャンプやフェスでは重宝します。今回はここに、ランニングシューズ、フェイスタオル、ランニングウエア、スポーツタオルを入れてみました。まだ余裕があったので、雨や涼しい時にはライトアウターも追加できそう。

ササッと着替えていざランニング。今回は水やタオルなど必要なもの以外はコインロッカーに。

前身頃のスペースには水分補給用のペットボトルを入れておきました。

腰のフラップポケットは面ファスナーがついているので、貴重品入れとして使用。ランニング後には汗でマスクがダメになってしまうので、マスクケースも入れてあります。

キャンプ時にはライトなどをぶら下げられる胸元のループは、サングラスホルダーにぴったり。

背面のポケットは汗拭き用のタオルを。ゆったりとした袋状なので取り出しも入れるのもラクチンです。

ランニングバッグと違って背中がむれないのは大きなメリット。通気性がありながら必要なものを身に付けられるので快適に走ることができました。

繊維自体が難燃なので、洗濯で効果が薄れないのもポイント。ランニングや街で着用して洗濯して、いざキャンプという時にはすでに難燃効果がない…なんてことはなさそうです。

帰りは銭湯に寄って汗を流して帰宅。都会的なデザインとナチュラルな質感は、そのまま街中でも違和感なく過ごせる魅力があります。夏のレイヤードスタイルとして着こなせる上に、白Tで気になる乳首透け対策にも。

 

■キャンプで重宝するディテールも

「TAKIBI Vest」はポケットの収納力だけじゃなく、使い勝手に優れたディテールもポイントです。

サイズ調整が可能なショルダーストラップは、丸いボタン部分を押せばワンタッチで取り外し可能。重い荷物を入れたままでも容易に着脱できます。

キャンプ時に重宝するハンマーループも付いています。テント設営時に欠かせないペグハンマーをひっかけたり、カラビナを付けて小物をぶら下げたりといった使い方も。

両脇にもループが付属。キャンプベストとしてしっかりしたディテールがありつつ、アーバンアウトドアスタイルにも使える。だからこそ人気なのかもしれません。

*  *  *

キャンプだけで使うにはもったいないくらい機能的だった「TAKIBI Vest」。夏のバックパックは背中が蒸れて汗だくになりがち。ですがこのアイテムなら快適に過ごせます。他にも、高い収納力と快適度は自転車での移動時にもオススメです。

使う人次第でさまざまな可能性を秘めている「TAKIBI Vest」は、ひとつあるとスタイリングの幅が広がるオールマイティなアイテムです。

>> スノーピーク

 

<取材・文/宇田川雄一

宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。

 

 

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