■今どき珍しいエッジの立ったカクカク形状
このバックパックの何か惹かれたかといえば、ボディ全体を覆うPALS ウェビング(モールシステム)とカクカクとしたボディ形状、そして普段は20Lなのに拡張すれば30Lになるという点。
まずは見た目から説明したいところですが、実は意外と選びのポイントとなったカクカク形状から。
そもそもなぜカクカク形状に惹かれたかというと、普段リモートなのですが、たまに会社に行くことがあります。こういう状況なので外食を避け、お弁当を持っていくことにしたのです。ところが、ショルダーストラップが破けたバックパックは容量25Lなのにも関わらず、曲面で構成されているため、中に真っ直ぐ入らず、弁当箱を別のトートバッグに入れて持って行くしかなかったのです。
通勤にバックパックとトートの2つ持ちは何かと不便だったので、これを解消したかったのです。
なので弁当箱が真っ直ぐ入ることが、バックパック選びの条件のひとつだったのです。
ということで弁当箱(普段は傾いて水分がこぼれると困るので、保冷袋に入れてます)を入れてみました。ピッタリ! どころか余裕しゃくしゃく。ちなみに写真は、普段持って行ってるパソコンとノート、バッテリーケーブル類を入れたポーチ、水筒を入れた状態です。ここに筆入れと資料が入ることもありますが、20Lという数字以上に入る気がします。
拡張できるのもポイントなので、試してみました。
フラップがちゃんと閉まる状態にするとこんな感じ。一番上のウェビングも見えているので、こっちの方が普通にも見えます。
フラップを閉めずに上が開いたままの状態ならもっと入ります。普段は使うことはなさそうですが、いざという時のために、拡張できると便利かもしれません。
ちなみに拡張した上の写真に入れたのは、テントと夏シュラフ、マット、チェア、シングルバーナー、ボンベ、グローブ。アイテムをちゃんとソロ用にして、ユーティリティストラップを付ければマットやテントは外にくくれるので、ソロキャンプ道具一式を持っていけるかもしれません。
そこまでしなくても、キャンプの時に小物類を運ぶ時に重宝することは間違いなさそうです!
内容量に応じて締めたり、緩めたりできるコンプレッションベルトがあるから、弁当を持っていかないときはギュッと絞って薄くできます。
両サイドには、チューブポートも装備。普通に生活する上ではないと思いますが、アンテナを出したり、ハイドレーション用のチューブを出したりできます。
インナーポケットにポータブルバッテリーを入れ、そこからケーブルを引っ張ってくるという使い方が現実的かもしれません。
内側にはジッパー付きのインナーポケットも装備。マチはありませんが、幅が広いので薄いものであればそこそこ入ります。
また容量が大きくなるだけでなく、ロールアップして小さくできるのも特徴。大きめのバッグパックに入れたり、装着したりして、サブバッグとしても使えるんです。
さすがにパッカブルの買い物袋ほど小さくはなりませんが、片手でつかめるサイズ。スーツケースに入れておき、街歩きはこれを使うなんてことはできそうです(旅行行けるようになったらですが…)