裸足で歩く床が気持ちよすぎる!床拭きロボット「ブラーバ」

まずはセット内容から。

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ブラーバ本体(クリーニングパット装着済み)/急速充電スタンド/アダプター/NorthStarキューブ/ウェットクリーニングパッド/ドライクロス(白)/ウェットクロス(青)

 

思ったよりコンパクトなサイズ

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実物を見て、まず驚いたのがそのコンパクトさ。本体サイズW244mm×D216mm×H79mmと、さすがに薄さは及びませんが、MacBook air(13インチ)より小さいサイズ。重さはクリーニングパットを装着しても2kg以下と、持ち運ぶときも軽々です。急速充電スタンドを使えば縦に置いて収納できるので、設置スペースも場所をとりません。約2時間の充電で、すぐに使うことができました。

【実践①】ドライモード(から拭き)を試してみる

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早速、ドライモードから。クリーニングパットを取り外し、白のクロスを装着。クリーニングパット装着部分はマグネット式になっていて、取り外しも実に簡単です。専用クロスの代わりに、市販の使い捨てクリーニングクロスを取り付けてもOK。
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ドライモードのボタンを押すと、から拭きがスタート。ここで大事なのが「NorthStarキューブ」(写真右の黒い箱)です。これを部屋の中央に置くことで、部屋の形状や家具の配置を把握して、部屋の隅々まで掃除してくれるのだとか。なんと優秀!

ドライモード時のブラーバの動きは、まっすぐ直線的。人がクイックル○イパーで、スーッと部屋を掃除する動きに似ています。清掃面積は約56畳まで(NorthStarキューブ1個使用時)が目安と、取扱説明書に書かれていました。

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お見苦しくて恐縮ですが、ドライモードで掃除した後のクロス。よ、よごれてる!!!(ショック)

これでも掃除機をかけてからブラーバを起動させたんですけど……。なのに、このホコリやら髪の毛やら……汚い。「ハウスダストアレルギーがある」と診断されている筆者ですが、これはハウスダストどころの騒ぎではない。

【ドライモードまとめ】

  • 「自分でやった方が早そう」と思えるくらいスピードは遅いから留守中に作動させるのがベター
  • 均等なパワーで拭くため、人が掃除するよりも確実に拭いてくれる
  • 市販の使い捨てクリーニングクロスを使ったほうがラク

 

【実践②】ウェットモード(水拭き)を試してみる

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ウェットモード用のクリーニングパットは、水を入れて使います。ここに入る水の量で、最大約20畳の水拭きが可能とのこと。
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ウェットクロスは表面がモップのようになっていて、ドライクロスよりもちょっと厚手。水で濡らしてぎゅっと絞り、ぞうきんを装着するイメージです。ウェットクロスはマジックテープで装着するので、家にあるぞうきんで代用は難しそう。ちなみにウェットモードでは、市販の使い捨てクリーニングクロスは使えません。

 

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直線的な動きだったドライモードとは異なり、ウェットモードは「人」「人」「人」という字を描くように、前後に揺れながら進みます。その姿はなんとも健気で、せっせとぞうきんがけしてくれる可愛いペットに見えてくる……。

濡れぞうきん&給水タンクのパワーで、みるみるうちに表面が水拭きされていくのがわかります。これは気持ちよい!

【ウェットモードまとめ】

  1. ドライに比べ、体感できる効果はウェットが断然上。フローリングはピカピカになる
  2. キッチンやダイニングの水はねや、ベタベタした汚れ(油はね、食べこぼし等)もキレイになる
  3. から拭きをしなくても、掃除機→ウェットモードで問題なし
  4. フローリング約20畳で、2〜3時間かかる

 

とにかく静か&スキマを掃除してくれる!
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掃除ロボット「ルンバ」とは違い、ブラーバにはゴミを吸引する機能がありません。その分、とにかく静か! ブラーバを起動させながらテレビを観ることもOK。小さな音が気にならない人ならば、就寝中でも使えそうです。赤ちゃんやペットが寝ていても、騒音で起きることはないでしょう。

また、筆者が気に入ったポイントは、ソファの下やベッドの下、キャビネットの脚元など、狭いところにもグングン入り込んで拭き掃除してくれるところ。

普段、奥まで掃除機が届かない場所なので、見えない場所も清潔に保てるのはいいですね。

 ブラーバは買いなのか?

 

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チェアの脚に挟まるのはご愛嬌(笑)

 

「隅々まで掃除をしてくれる」というのがブラーバの売りですが、やはりどうしても「100%完璧には難しい」というのが正直な感想。NorthStarキューブがまだ使いこなせていないのかもしれませんが、拭き残しはあります。

完全に何もない四角い部屋であれば、100%キレイに掃除してくれるのでしょうが、生活しているとそういうわけにもいかず。わが家では、デスクチェアの脚に挟まって、ピーピーとエラー音を出すブラーバ君に何度か遭遇しました。

「ラグやマットはセンサーが感知して避ける」とありましたが、薄いラグだと下にもぐり込んでしまうことも。とはいえ、エラーが出たらボタンを押して動かせばいいだけなので、個人的にはその点はさほど不便さを感じませんでした。

それでも欲しいと思う3つの理由

実際に使用してみて、筆者は購入することに決めました! その理由を挙げたいと思います。

  1. 結局は「自分で掃除する」のが難しい。ブラーバがやってくれるから時間を有効に使えるし、キレイにもなる
  2. 水拭きしたフローリングの気持ちよさに感動。これを体験すると後には戻れない
  3. ブラーバを動かすために「床にものを置かない」ことを意識するようになり、自然と片付けるようになった

安い買い物ではありませんが、これで得られるメリットを考えると妥当な金額だと思います。時間をお金で買う感覚でしょうか。

初めての掃除ロボット体験でしたが、使ってみないと損していることはまだまだありそうですね。実家で毎日のように拭き掃除している高齢の母にも、ブラーバをオススメしたいと思います!

 

【フロアモッピングロボット ブラーバ 380j】

実売価格4万2000円前後

http://www.irobot-jp.com/braava/

 

(取材・文/大野麻里)

おおのまり/エディター・ライター

美術大学卒業後、出版社勤務を経て2006年よりフリーランス。雑誌や書籍、広告、ウェブなどで企画・編集・執筆を手がける。得意ジャンルは住まいやインテリアなどの暮らしまわり、旅行、デザイン関係など。シンプルで機能的なものが好き。働く主婦の目線で提案します。

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