ビバークの最終手段「デブリハット」の作り方と苦労した点

<不自由を自由にする野営スタイル>

「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしているRYUです。

突然ですが、皆さん、「デブリハット」ってご存知ですか? 簡単にいうと、枝と枯葉や葉っぱで作るシェルターのこと。つまり、テントやタープ、軍幕など、風雨をしのぐものがない時に、山の中にあるものだけで、雨や風などから身を守り、ビバーク(緊急時に宿泊して、身の安全を確保する)するためのものです。

そもそもキャンプを始めたきっかけが、登山時のビバークを想定してのことだったので、以前から作りたかったのですが、想像するだけで作るのが大変そうだということ、いつもキャンプしている場所ではデブリハットを作成するのに適した素材、つまり、枝や枯葉、葉っぱなどが豊富にないことを理由に、今まで敬遠してました。

しかし今回、どれくらい大変か知らないで、いざという時には備えられないと思い、重い腰をあげて作りました。

最初に作ってみた感想を述べますと「もう2度と作りたくない!」というのが本音。

作ること自体は、材料が手元に揃っていれば1時間ほど、いや、30分ほどで作れると思います。しかし、材料調達が本当に大変でした。

そんなデブリハットの作り方や苦労した点、コツなどを今回はご紹介します!

【次ページ】デブリハットの作り方

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