ちなみに、今回のモデルチェンジで、モデルSはエクステリアデザインも変更されています。
内燃機関をもたない=大きなラジエターを前面にレイアウトする必要がないため、フロントグリル部分がテスラの頭文字“T”をモチーフにした形状になり、潔く小さくスマートなものになりました。見た目からしてEVらしさが強まっています。
また、ボディの各部がボディと同色仕上げとなり、リアのディフューザーのデザインもリファインされました。
一般的にクルマのマイナーチェンジといえば、外観の変更点などへ真っ先に目が向いてしまいがちですが、モデルSの場合、そのような変更点が話題の優先順位として後回しになるのがユニーク。そういった、ある種、型破りなところにも魅力を感じて、正直なところ、テスラの動向から目を離せなくなってきています。
イーロン・マスクによるテスラ旋風は、まだ始まったばかり。ロケットの着陸ようにダイナミックで、それでいて身近なイノベーションがやってきそうな予感が、日ごと強まってきています。
<SPECIFICATIONS>
☆P90D
ボディサイズ:L4970×W1950×H----mm
駆動方式:AWD
駆動:デュアルモーター
モーター出力:375kW(リア)/193kW(フロント)
価格:1437万6500円
(文・写真/ブンタ)