食材は中までふっくら!アウトドアでの焼きものが楽しくなるカーボングラファイト製グリルプレート

■汚れを簡単に落とせるからキャンプ場で重宝

分かりやすさでいうと洗いやすさも特筆すべき点。セラミックコーティングのおかげもありますが、ほんとツルッと洗えます。洗剤が使えないキャンプ場でのお手入れにもぴったり。しかも料理した後に放置して次の日でも、簡単に落とせますし、そもそも食材がくっつかないので、料理した後でもあまり汚れていないのです。

ちなみにこのセラミックコーティングは、高純度に精製した天然のセラミックを使用したもので、フッ素コーティングに比べて硬度が3倍、耐熱は2倍の500℃、塩水や太陽光にも強いためアウトドアの使用でも問題ないそう。しかもこのコーティング、劣化したら再コーティングも可能。長年愛用できそうです。

また熱膨張率が低いので、熱い状態で水をかけても変形したり、割れたりすることもなく、また冷めるのが早いので片付けもはかどります。

表面にはセラミックコーティングが施されているためツルツルしていますが、裏面にはサンドブラストがかけられてザラザラ。シングルバーナーの五徳でツルっと滑り落ちるということはありません。

持ち運び用に、ネオプレーン製のケースも付属。強度があるとはいえ、金属に比べると、多少慎重に扱う必要があります。

バーナーや炭火だけでなく、IHやオーブンでも使えるので、アウトドアだけでなく自宅での使用も可能。IHやオーブンを使えるのは鉄と同じですが、同じサイズの鉄板に比べて1/4の重さで薄く、扱いやすいという点では有利かもしれません。

ちなみに小プレートは直径180×厚さ12mmで約365g、大プレートは縦210×横297×厚さ13mmで約820g。大はほぼA4サイズなので、アジの開きも問題なく焼けます。

このグリルプレートは、アウトドア用品ならではの経年変化を楽しむアイテムとは対極に位置しますが、美味しく調理できて、しかも手入れが簡単なので、なんでも焼きたくなります。

実際、今回は、牛肉、豚肉、鶏肉、アジの開き、帆立貝、イカ、シイタケ、パプリカ、食パンとずっと焼いていました。

そして今回試して感じたのは、カーボングラファイトという素材の可能性。おいそれと手が出る価格ではありませんが、食材の味を引き出すという意味では、一度使ったら手放せません。今後カーボングラファイトを使った、さまざまな調理道具が出るのが楽しみです!

>>Stay smile

※2020年12月撮影

<文・写真/澤村尚徳(&GP)>

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