【趣味のためのクルマ選び】趣味に仕事にこれは使える!トヨタ エスクァイア

エスクァイアは“ノアヴォク”と併せて呼ばれることがある「ノア」「ヴォクシー」との姉妹車です。庶民派の販売店であるカローラ店がノア、若者向けのネッツ店がヴォクシーを扱い、「クラウン」を販売するトヨタ店、「マークII」改め「マークX」を看板車種とするトヨペット店が、エスクァイアの販売を担当します。

「同じミニバンでも、うちは高級じゃなきゃ」というわけで、エスクァイアのフロントノーズは、シンプルなノア、スポーティテイストのヴォクシーと比べると、ビックリするほど広い面積が、輝かしいグリルで覆われています。夕陽に照らされると、眩しいぞ…。

トヨタ エスクァイア ハイブリッド

いまや“いつかはクラウン”というより、“いつかは「アルファード」”というユーザーが増えていますから、ことにアルファードを売っているトヨペット店にとって、エスクァイアは心強いモデルでしょう。

エスクァイアが265万7782円〜(Xi 8人乗り)、エスクァイア ハイブリッドが310万8437円〜(Xi 7人乗り)からですから、アルファードと、アルファード ハイブリッドと比べて、それぞれ50万円、100万円ほど廉価。セールスパーソンは「まずはエスクァイアはいかがでしょう?」と勧めることができます。

それでいて、ノアヴォク、ノアヴォク ハイブリッドより、40万円、10万円ほど高い値付けなのですから、まさに“ギラギラグリル”サマサマです。

さて、エスクァイア ハイブリッドのボディサイズは、全長4695×全幅1695×全高1825mm。いわゆる“5ナンバーサイズ”です。いまや3ナンバー車と税制上の違いはなくなりましたが、依然として、日本の路上で使いやすい大きさ。いわば経験則ですね。

5ナンバーのサイズ枠のせいで、少々細長いプロポーションとなりますが、そのおかげで市街地でも取り回しがラク。視点が高めで見晴らしがよく、最小回転半径も5.5mに抑えられます。

動力系は、2リッター直4エンジン(152馬力)を積むガソリン車と、1.8リッター直4エンジン(99馬力)とモーター(82馬力)を組み合わせたハイブリッドモデルに大別されます。

トヨタ エスクァイア ハイブリッド

ちなみに、“純”ガソリン車とハイブリッドモデルの販売比率を見てみると、ヴォクシーは圧倒的にガソリン車、ノアはガソリン車が少し優位、そしてエスクァイアでは、むしろハイブリッドモデルの方が売れています。それぞれのオーナー像が透けて見えますね。商売上手なトヨタらしい、見事な三姉妹モデルの作り分けです。

 ■ミニバンが売れる理由を改めて実感!

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