1. カバンブランドのノウハウが詰まったお弁当に最適なエコバッグ
エース「コンビニバッグ」(1650円)
80年以上カバンを作り続けているエース。長年のカバンづくりで得たノウハウを生かし、専業メーカーだからこそ提供できる新しいエコバッグとして開発したのが「マイバッグ シリーズ」。ただのレジ袋の代わりとしてではなく、さまざまなライフスタイルを想定した全部で11タイプのエコバッグを今年の春に発売しました。
11タイプある中でも今回おすすめするのは「コンビニバッグ」(1650円)。売り切れ間近の人気商品でコンビニで購入したお弁当などを入れやすいよう底マチが大きくとられているのが特徴です(次回8月中旬入荷予定)。汎用性の高いサイズ感で普段の買い物に便利な「ベーシックタイプ」(1980円)に比べてコンパクトサイズで、会社でランチを買いに出かける時や仕事帰りに夕飯を買う時など、大きすぎないちょうどいいサイズ感もポイントです。
畳み癖を付けたプレス加工を施すことで、線に沿って折り畳むだけのラクチン仕様になっていて、「コンビニバッグ」は折り畳んだ時に筒状になり、それをゴムでまとめるシンプルな構造。ゴム自体はバッグ内側で一体になっているため紛失する心配がありません。
そしてエースが一番力を入れて開発したポイントが「開きやすさ」と「出し入れのしやすさ」。バッグ上部を折り返し、中をサッと広げる簡単な操作でバッグ自体が自立して開口部が大きく開きます。シンプルな作りながら実用的な使い勝手になっています。
内側の青いテープがポイントで、このテープで生地を摘まむことで、簡単に折り返せるようになっているんです。また、マチ幅が大きく設けられているためお弁当も安定して持ち運べます。ちょっと深めに設計することで、ドリンクやデザートなどもう一品入れることも可能です。
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2. クーラーバッグに見えないミリタリーライクなデザイン
ポストジェネラル「パッカブル パラシュートナイロンショッピングクーラーバッグ
」(3080円)
洗練されたデザインのクーラーバッグを手掛けるのは、斬新なデザインのライトやバッグ、ギア類などでキャンパーを中心に注目を集めるポストジェネラル。
普段使いしやすいデザインや、男性でも持ちやすいデザインが市場に少ないと感じたことから、パラシュートナイロンを使いつつ保冷機能をつけたエコバッグを開発。今あるものの価値を見直し、新たなエッセンスやデザインを加えることで新しい価値を生み出すポストジェネラルらしいアイテムです。
一番の特徴は、サイドのコードを絞るとシルエットを変えられる点。 単なる保冷レジかごバッグではなく、日常使いしたくなるようなトートバッグにもなり、男性だけでなく女性も使いやすいデザインです。同素材を使ったエコバッグ(保冷機能なし)はファッションバッグとしてインスタなどSNSでポストされるほど。そうしたファッション性のこだわりがこのブランドの魅力のひとつです。
折りたたむとクラッチバッグのような形に。メインバッグに忍ばせて持ち運びべるサイズ感で、クルマに常備しておくという使い方もいいかも。WOLF BROWN、OLIVE、BLACK、BLUE GRAY、SILVER GRAY、WHITEの6色展開とカラバリの豊富さも◎。
レジカゴにぴったり収まるのもこのバッグの特徴。コードを絞れば上部の生地が目隠しだけでなく、外気を隔ててくれるため保冷効果をUP。こういう実用性を持ち、さらに男性も使いやすいデザインはあまりないのでうれしいですね。
長く太めに設定された持ち手も助かるディテール。肩がけがしやすく、太さによって安定した掛け心地に。実際に重い荷物を肩掛けがけしてみても、あまり重く感じませんでした。たまの休みにまとめ買いをしたい人にもおすすめです。
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3. 重さたったの46gながら耐荷重130kgの驚異的なタフさ
シー トゥ サミット「ウルトラシルショッピングバッグ」(2200円)
オーストラリア発の人気アウトドアブランド、シートゥサミット(SEA TO SUMMIT)。軽量でかさばらず使い勝手のいいユーザーファーストなギアが魅力で、発色のいいカラーリングも人気です。
そんなアウトドアブランドのショッピングバッグは、“ウルトラシル コーデュラ ナイロン”にポリウレタンコーティングを施した、耐水性と耐久性に優れた生地を採用。登山時に荷物を軽くしてピークを目指すためのアタックザックとして開発された「ウルトラシルドライパック」から、同じ生地とアイデアを利用してショッピングバッグが作られました。2008年の誕生以来、安定した人気を誇るエコバッグです。
若干裾が広がった台形で、持ち手が長く設計させれているため肩掛けも可能。何より一番の特徴は、本体重量が46gと軽量にも関わらず耐荷重130kgの強度を持つ点。容量いっぱいに荷物を詰めても安心して持ち運べるタフさは他のバッグにはない魅力です。また、シートゥサミットらしいアウトドア感のある見た目もポイント。ブラック、オレンジ、ライム、スカイブルー、パシフィックブルーの5色展開です。
手のひらサイズの持ち運びやすいコンパクトさも特徴で、ここまでコンパクトになると収納するのが大変そうに思いますが、きちんと畳んだりせず、ただ収納ポケットに押し込んでいくだけというストレスフリーな仕様。それも、耐久性がありつつも柔らかさもある“ウルトラシル コーデュラ ナイロン”だからこそ。綺麗に収納するのが苦手という人にもおすすめです。
2Lのペットボトルを立てて入れても少し余裕のある深さ。また水に強い素材なので、雨の日や濡れたものの持ち運びにも便利です。収納する袋は本体の内側に一体になっているため紛失する心配はありません。
そしてカラビナ付きでバッグに取り付けておけるのもポイントです。小さいため、取り付けていても邪魔にならず、キーホルダー感覚で持ち運べます。キャンプなどアウトドアシーンにも最適な、ひとつあると重宝するエコバッグです。
>> シートゥサミット
4. メインバッグに使える完成度。抗菌・抗ウイルス素材を使用したエコバッグ
ブリーフィング「MARKET PACKABLE TOTE」(9900円)
タフさがありつつ、仕事から普段使いまで幅広いシーンで使える上品なデザインが男性から圧倒的な人気を誇るブリーフィング。
そんなブリーフィンが手掛けるエコバッグは、繊維加工技術の世界的リーダーであるスイスのHEIQ(ハイキュ)社が開発した繊維用の抗ウィルス・抗菌加工を施した“HEIQ VIROBLOCK”を採用。一見エコバッグに見えない洗練されたデザインが最大の魅力です。ブラック、ネイビー、レッド、グレー×ネイビーの4色展開のカラーリングと、さまざまなシーンや用途で使える5アイテムをラインナップ。
中でもシンプルなデザインの「MARKET PACKABLE TOTE」(9900円)は、日常や都会での買い物だけでなくメインバッグとしても使える汎用性の高いサイズ感とデザインがポイント。持ち手も長めに設定されているため肩がけもできるます。
「MARKET PACKABLE TOTE S」(8250円)はちょっとした買い物に使いやすいサイズ感。貴重品があればOKというようなミニマリストのメインバッグとしてもぴったりです。
どちらもフロントポケットに収納できるポケッタブル仕様で、フロントポケットのサイズが同じため「MARKET PACKABLE TOTE」「MARKET PACKABLE TOTE S」ともに収納時は同サイズ。上部にはスナップボタンで留められるループがついているため、バッグのベルトなどにも取り付け可能で、エコバック忘れの防止に役立ちます。
「MARKET PACKABLE TOTE」は2Lのペットボトルを入れても余裕のある深さのため、荷物の多い買い物などにおすすめ。また、マチ幅も11cmと大きく設計されているため安定感もあります。長ネギの青い部分がようやく出る長さなので大抵のものは隠せて持ち運べます。
生地に使用している“HEIQ VIROBLOCK”は、採用するブランドも増えてきている注目度の高いエコ素材。抗ウイルス・抗菌成分として塩化銀を使用。軽さと耐久性に加えて柔らかい質感は折り畳むのにぴったり。上品な質感とデザインはスーツやジャケパンで持っていても違和感のない、大人の男性が持ちやすいエコバッグです。
※HEIQテクノロジーとは 1.〈抗ウイルス加工〉 繊維上の特定のウイルスの数を減少させます。(試験法:JIS L 1922または,ISO18184 試験ウイルス株:ATCC VR-1679(エンベロープ有)) 2.〈抗菌加工〉 繊維上の特定の細菌の増殖を抑制します。(試験法:JIS L 1902または,ISO20743) 3.皮膚パッチ試験で「非刺激性」判定を得ています。 ※抗ウイルス加工はウイルスの働きを抑制するものではありません。 ※抗ウイルス加工は疾病の治療や予防を目的とするものではありません。 ※すべての菌・ウイルスに対応しているわけではありません。
>> ブリーフィング
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2020年7月にスタートしたレジ袋有料化に伴い、需要が加速したエコバッグ。それ以前からも注目されていましたが、自粛ムードの中、家で食事を取る機会が増え、買い物量が多くなったことも需要の後押しになりました。
そろそろ、新しい生活パターンも固まってきたのではないでしょうか。どのぐらいのペースで買い物に行き、どのぐらいの量を買うかという目安が分かってくると、おのずと必要なエコバックも見えてきます。自分のライフスタイルに合った、長く使えるエコバッグをひとつ持っておくというのもアリですよ。
<取材・文/宇田川雄一>
宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。
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