■アイデア次第で使い方が広がる!
手ぶらスタイルやミニマル志向が強くなっている背景をもとに、「ネックポーチひとつあれば日常を快適に過ごせる」という発想から誕生した「NECK POUCH TYPE MA1」。アウターであるMA-1の象徴的なディテール“シガーポケット”(左腕に付いている収納部)を踏襲したミリタリーテイストのデザインがポイントです。
アウトドアだけでなくアーバンスタイルでも人気のX-PAC素材を使用し、ファッション性と機能性を兼ね備えたワイルドシングスらしいアイテムに。カラーはTAUPE、BLACK、CAMOの3色展開で、それぞれ魅力的。
さまざまな機能がある中でも、おもしろいのがキャンプやフェスでうれしいドリンクホルダーになること。
メインポケットは缶ビールや瓶ビール、そしてペットボトルが収納できるため、両手を開けたままドリンクを持ち運べます。暑い季節は水分補給が重要。ペットボトルもきっちり収まるサイズ感は、日常でも活躍してくれそうです。
内部はシンプルに設計されているため、ミニウォレットを入れたり日焼け止めを入れたりと自由度の高さもポイント。また、落下防止のために上部は面ファスナーで閉じられるなど、細かな気配りを感じられるディテールになっています。
そしてフロントポケットも特徴のひとつ。
ヨットの帆から生まれた耐水性の高いX-PACに加えて止水ジップが使われています。財布代わりにここにお金を入れておくと、スマホ決済ができないお店やキャンプやレジャーなど大金やカードを持ち歩きたくない時に役立ちます。もちろん中のお札が濡れる心配もありません。お金以外に濡らしたくないものの収納にもおすすめです。
MA-1のシガーポケットを踏襲したデザインは、小物を入れるのに便利。上段は深さがあるためペン挿しとしても使えて、浅めに設計された下段は小型のマルチツールをぴったり収納できました。
背面にはポケットティッシュがちょうど収納できるサイズのポケットが付いています。ウェットティッシュやリップなどちょっとした小物も入れられます。外出時にいつも持ち歩きたい小物を、メインポケットと分けて収納できるのは地味にうれしいポイントです。
またショルダーストラップを外せば、ペン立てとしても使えます。おしゃれなインテリアとして書斎に置いておく、なんてことも。
ストラップと本体はSビナー型のカラビナが付いています。これを活かせばバッグに取り付けるスタイルも可能。前面に収納スペースがないバックパックなどに取り付ければ、取り出しやすい位置にポケットを増やせます。発想次第でさまざまな使い方ができる自由度の高さも魅力です。
畳めばメインポケットに収まるエコバッグが付いているのもこのポーチならでは。TAUPEにはグレーが、BLACKにはBLACKが、CAMOにはカーキ色が付属しています。
ちなみにこのエコバッグ、マチ幅が大きく設計されているため、お弁当を安定して持ち運べます。ちょっとコンビニに行く時などにもおすすめです。エコバッグも首からかけておけば、うっかり忘れたなんてことを避けられますね。
本体に付いているネックポーチのストラップは、外してエコバッグの持ち手につけることもできますよ。
さらにエコバッグの持ち手両側にストラップを取り付ければ、斜めがけもできるという斬新な発想。このショルダースタイルは自転車に乗りながら背負えるくらい安定感が高くて驚きでした。
畳むと手のひらサイズになります。これだけで普段使いのエコバッグにするのもアリ。またループが付いているため、本体メインポケットに入れるだけじゃなく、カラビナに取り付けて外側にぶら下げる、なんて使い方もできそう。
ストラップコードは、白い部分がリフレクター効果を持っています。夜間の視認性を高めてくれるだけでなく、ミリタリーライクなデザインに都会的な印象を与えてくれます。
アジャスターはシンプルな構造で左右両側に付いています。着用したままで簡単にサイズ調整できるのですが、これが結構便利。ネックポーチとして使うときは短めに、ドリンクホルダーとして使うときは長めに、と瞬時に長さを変えられるストレスフリーな使い勝手は、個人的に好きなポイント。
* * *
「小物でアクセントを」といったファッションテクニックを雑誌などで見かけたりしますが、小物でアクセントと言われても何を合わせるかって悩みの種ですよね。ネックレスやサングラスはカッコつけてるようでちょっと恥ずかしいしハードルが高い、なんて人も多いのでは。僕もそのひとりです。
「ポケットを増やせる」と言い訳できるネックポーチは、そんなファッション初心者もアクセントとして取り入れやすいおすすめのファッション小物ではないでしょうか。そして、街やキャンプなどシーンを選ばない「NECK POUCH TYPE MA1」は、TPOを気にしなくていいという意味でもおすすめのひとつです。
マンネリになりがちな夏服に機能性とおしゃれさを加えて夏ファッションを楽しんでみてはいかがでしょうか。
>> WILD THINGS
<取材・文/宇田川雄一>
宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。
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