6.ポールを入れる
写真の私が左手で持っている部分は、タープの中央にあるループラインの手前から2番目のループです。ここの部分にポールを立てれば、ほぼ完成です。
ポールですが、今回は倒木を約110cmに切って使いました。
倒木を切ってポールとして使う場合は、先端が尖っているとタープが傷つく可能性があります。タープを保護するために、生地やタオル、グローブ、その他なにかしらの生地を噛ませましょう!
生地が準備できたら、手前から2番目のループの下にポールを立てます。
7.手前から奥にロープを伸ばしてペグダウン
手前辺の右角から2番目のループから、ロープを引っ張り、右辺奥から2番目の、先程3.でペグダウンしたペグにロープを固定。 同様に、手前辺の左角から2番目のループから、ロープを引っ張り、左辺奥から2番目の3.でペグダウンしたペグにロープを固定します。
上の写真は手前辺、右から二番目のループですが、そこからロープで引っ張り、右辺奥から2番目の、3でペグダウンしたところに固定します。
ペグダウンしなくても、ループにぐるぐる巻くだけでもいいですし、自在結びやトラッカーズ・ヒッチでテンションをかけても大丈夫ですが、すごく強く引っ張る必要はありません。
8.手前辺中央のループを引っ張りペグダウン
最後の工程です。手前編の中央にあったループをロープで引っ張り、地面にペグダウンしたら完成です。
これもテンションをすごく強くかける必要はありませんが、トラッカーズ・ヒッチや、自在結びなどで固定すればいいでしょう。
■ステルス張りの広さはどれくらい?
今回は、3×3mのタープのスペースで解説します。
身長173mの私が寝転んで、頭の上に荷物(バックパック1個)置けるくらいのスペースがあり、さらに隣にも、もう一人寝れるくらいのスペースがあります。
スペースとしてはすごく快適に寝れますが、この張り方では雨の日は焚き火が難しく、外にタープをもう1枚張らないと、焚き火での調理はできません。
換気に気をつければ、バーナーで調理するには十分なスペースはあります。高さも110〜120cmくらいあるので、身長173cmの私が中で座っても、高くなっている部分では頭が当たることもなく、ノンストレスでした。
さて、いかがでしたでしょうか? 飛行機のステルス機に似ている形からつけられた名前だそうで、とってもかっちょいい見栄えですよね。
ちょと、中のポールが邪魔だという人は、上から吊れば、とても広い空間が作れます。雨、風に強い張り方として、有名なステルス張りですが、工程が多いので、初めは覚えるのに苦労するかも知れませんが、この記事を見ながら張っていただき、雨の日でも快適なタープ泊をしてみてください!
(文・写真/RYU)
RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」
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