ハンドドリップが三日坊主で終わらない「電動コーヒーミル」のススメ

■コーヒー道具3つで始めるハンドドリップ

とはいえ、電動ミルもたくさんあります。安いものは1000円台からあるんですが、ここはできればこだわった方がいい。

電動ミルを選ぶ上で重視すべきポイントは「粒度」です。挽いた粉の大きさがそろっていることが理想。これがバラバラだと、味にも大きく影響します。他は…、まぁそれぞれ人によるかも。置き場所がないからコンパクトなものがいいという人もいるだろうし、当然ながら安ければうれしいし。

これを踏まえた上で、これからハンドドリップを始めようと思っている人にオススメしたいコーヒー道具3点を考えてみました。

【電動ミル】
oceanrich「自動コーヒーミル G2」(7680円)

【ドリッパー】
ハリオ「V60透過ドリッパ-01クリア」(440円)

【ドリップポット】
ニトリ「ドリップカップフッ素付き ブラック(350ml)」(1518円)

計9638円。

ドリッパーは円錐型のハリオV60を選びましたが、これは他のものでもいいと思います。ペーパーフィルターの入手しやすさでいくと台形型、となるとカリタ「101-D」(330円)もアリ。もちろんドリッパーによって味に違いは出てくるんですが、それはおいおいこだわりたくなった時に試す楽しみとして残しておきましょう。

ドリップポットは、できればあった方がいい。なぜならお湯を注ぎやすいから。家にある電気ケトルやヤカンで沸かしたお湯を移せばいいだけなので、手間はかかりません。

そして電動ミル。

▲サイズ:W90×H195×D90mm 重さ:約582g

oceanrich(オーシャンリッチ)の「自動コーヒーミル G2」、最大の特徴はコードレスで使えること。そしてコンパクト。さらに挽き目を5段階で調整できて、臼式なので粒度のばらつきが少ない。

▲上から電池残量ランプ、充電用microUSB端子、電源ボタン、挽き目調整。充電時間は1時間30分でフル充電で約10回挽ける。

▲挽き目はカッパー色のパーツを回転させて調整する。◯の大きさで粒度がわかる直感的なインターフェイス

▲コーヒー豆を入れる時は本体はひねってパカッと開く

▲コーヒー豆は最大30g入れられるので、2杯分程度までまとめて挽ける

▲挽いた粉が出てくる部分。真ん中の三角形を回すと分解できる(※分解して再組み立て不能や壊れた場合は保証適用外になるので注意)

▲内部にあるコニカルコーン刃。これで豆をすりつぶすように挽く方式

▲掃除用のブラシも付属している

バッテリー内蔵でコンセントにつなぐ必要はないので、どこかにしまっておいて使う時だけ出してくるなんてことも可能です。

今回挙げた電動ミル、ドリッパー、ドリップポットの3点はどれも大きくないものばかり。狭いキッチンだとしてもさほど置き場所に困ることはないはず。

あとはコーヒー豆を買ってきて挽いて淹れるだけ。簡単ですね。

ではせっかくなので1杯淹れてみましょう。梅雨が明けて暑くなったので、急冷式でアイスコーヒーを作ってみます。

【次ページ】難しいことは考えずにとにかく淹れてみる

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