■汗でびちょびちょな背中にさよなら
一般的なリュックは背面がフラットなため、背中に密接し熱がこもって汗だくになってしまいます。
しかしこの「ラパックエアV2」は、“エアベンチレーション”構造になっていて夏でも背中が蒸れにくい快適な背負い心地を実現しています。
黒いX型の枠を背面に取り付けバッグ自体を湾曲させ、背中にあたるメッシュとの間に空間を生み出すことで、背中とリュックが密着しないようになっています。
メッシュ素材は薄いものなのですが、蜂の巣構造に編むことで耐久性を確保。ハリがあり、ストレスなく身体に馴染んでくれるため、体全体で背負っているような背負い心地を体感できます。
また枠が付いているからといって重くなっているわけではありません。むしろこのリュック、実際に背負った時はかなり軽い。この軽さが前モデルからの大幅な改善点であり、ユーザーファーストなつくりにエースらしいこだわりを感じます。
この“エアベンチレーション”構造によって、背負った時に自然と隙間が生まれます。リュック本体の背面も湾曲しているのですが、そこはビジネスリュックらしく必要な内装スペースはしっかり確保。隙間を最小限に留めてるので、背中に隙間があるリュックに見えにくいのもポイントですね。
腰にあたる部分には負荷を分散してくれるパッドが付けられています。以前、本格ロードバイクで走行していた時に、リュックの重さがちょうど腰に集中してしまい、腰を痛めてしまった経験が…。そんな自分にはありがたいディテールです。
ショルダーベルトはメッシュに加えて、中の緩衝材にパンチングを施すことで通気性を確保。背中だけでなく前面にも蒸れに対する工夫がされています。
チェストベルトにより走行時のズレを軽減。簡単に位置を変えられるため好みの高さやフィット感に調整可能です。
実際に背負って走行してみると背中に熱がこもらないことを実感できました。
普段使っているリュックに比べて背中の汗の量も少なく、いつもよりもストレスレスで走行することができたのには驚きです。
また、背中に接するメッシュは前傾姿勢時には身体に添うようにフィット。背中全体で背負っているような背負い心地が実現されています。