【アウトドア銘品図鑑】
90年代なかばから20年ほどの間、日が当たらない存在となっていたのがロッジ型テントです。
ロッジ型に比べて居住性が劣るとされていたドーム型テントですが、大型化が進んで2ルームが出現するなど、その弱点を克服すべく次々に進化。居住性は高いけれども重いロッジ型に取って代わって主流となったのはご存知の通り。その間に多くのメーカーがロッジ型開発から撤退していきましたが、頑なに守り続けたのがogawaです。
ogawaは1914年に東京・八丁堀で開業した老舗で、1961年より「オーナーロッジ第一号」を販売。これがogawaのロッジ型テントの始祖で、60年を経た今もシリーズ名として名前が残っています。
一時は色も素材も変わらず“シンボル”として残されるかと思われたのですが、キャンプ人気の盛り上がりとともに「レトロでかっこいい」とじわじわ評判となり、近年は復刻版の登場などロッジ型テントが絶好調!
そして2021年は久々の新作、「ヒュッテレーベン」(10万7800円)が誕生しました。
伝統の「オーナーロッジ」で培ってきた機能を取り入れつつ、新しいデザインに落とし込んだ「ヒュッテレーベン」を試してみました。