■中山道ならではの宿場や自然いっぱいのキャンプ場もあり!
中山道は、宿場町を歩いていくのですから、宿泊施設はたくさんあります。ですから風情のある、宿場町で宿泊するのも素敵だと思います。よりアウトドア感を味わいたい方は、中山道から少し外れますが、自然いっぱいのキャンプ場がたくさんあります。
写真は馬籠宿ですが、妻籠宿や奈良井宿も風情が漂い、そそられます。
今回選んだキャンプ場は阿寺渓谷キャンプ場。JR野尻駅から、車で25分くらい、徒歩だと約2時間かかります。最高にきれいな川沿いのキャンプ地なので、川音に癒されながら、キャンプすることが可能です。
今回は軽量化を考え、タープ泊でした。キャンプ場は区画がしっかり分かれていて、それなりにプライベート空間が味わえます。
阿寺渓谷キャンプ場以外にもたくさん、良さそうなキャンプ場がありましたので、好きなトレッキングコースと、好きなキャンプ場を組み合わせられるのも魅力です!
■中山道トレッキングの仕方
コース設定の仕方、私が使った地図、トレッキングに必要な最低限の装備を紹介します。
まず、コース設定ですが、本当に自由に設定することが可能なのですが、注意点もあります。
Google Mapでルートを調べると、国道19号を歩くコースで時間が表示されます。かなり実際のルートに近いところや、国道と中山道が合流している部分も多数あるのですが、あくまで国道を歩いた場合の時間であり、純粋に中山道を歩く距離や時間ではないことに注意してください。なのでWebで歩きたい宿場の名前を入れて検索し、実際に中山道を歩いた人のブログなどを参考にした方がいいでしょう。
そして自分が歩ける距離や時間を考え、コース設定してください。例えば、自分が普段最寄り駅までどのくらいの距離を何分で歩けるか? などを参考にしつつ、山道などがあるので、余裕を持って時間設定することが大切です。
地図ですが、今回私が使ったのは「Yamap」という、スマホに登山地図をダウンロードしてGPSで位置が把握できるアプリなのですが、他の方のコースタイムなども参考にできて便利でした。
GoogleMapでも行けないことはないとは感じましたが、登山地図の方が、地形がわかりますし、中山道がしっかりとマーキングされているのでわかりやすかったです。
ちなみに中山道は、国道や登山道と何度も交差したり、交わったりするので、分岐点で必ずルート確認をしましょう。ルート確認さえしていれば、迷うことはないと思います。万が一迷っても、すぐに国道に出られるので、安心です。
トレッキングに必要な最低限の装備ですが、今回私が歩いたコースですと、スニーカーでもいけないことはありませんが、途中に滑りやすいところがあるので、万全を期してトレッキングシューズ(ローカットでも可能)がおすすめです。
万が一の雨に備えて、雨具も必須です。傘ではなく、レインウェアがベスト。あとは水分補給と栄養補給ができるように、水と行動食。
中山道を外れれば水を補給できるところはいくらでもあるのですが、中山道沿いは、宿場町付近でしか補給ができないので、宿場町から宿場町までの間で飲む分の水を持ってください。真夏でなければ、500〜1000mlくらいあれば大丈夫だと思います。たくさん飲む方は、これ以上持っていってもいいのですが、その分重くなるので注意が必要です。
行動食はチョコレートやドライフルーツ、ナッツなど、すぐに栄養になるものがいいでしょう。お腹空いてなくても、休憩のたびにちょっとずつ補給するのがおすすめです。
いかがでしたでしょうか? トレッキングをこれから始めてみたい方、まずは街道歩きをしてみてはいかがでしょうか? そこで体作りをしてから、山に入ったら安心ですし、自分の体力や装備の見直しもできます!
次回はトレッキング&キャンプ装備についてです。お楽しみに!!
>> 連載 [不自由を自由にする野営スタイル]
(文・写真/RYU)
RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」
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