激安アルミ鍋はソロキャンプの手抜き料理にちょうど良くて雰囲気抜群でした

■ソロキャンプの時にする料理といえば…

もともとバイクで各地を回っていた頃に、キャンプを始めたので、圧倒的にソロキャンプの道具が多いのですが、持っていく時に悩むのがクッカー(調理道具含む)です。

▲左上から、ヨコザワテッパン、YOKA「YOKA GRIDDLE」、飯ごう、ホットン「ビリー缶」、snow peak「パーソナルクッカー」、ダッチオーブン、トランギア「メスティン」、4W1H「ホットサンドソロ」、snow peak「コロダッチ」3種。いろいろと使ってはいますが…

昔は1種類しか持っていなかったので選択肢がなかったのですが、あれから30年。道具が増え、その分、悩みもつきません。逆に言えば、コレさえあれば! というクッカーに出合ってないということかもしれません。

料理自体は好きなので、人の料理やレシピ本を見ると感化され「作ってみたい!」と思うんですけど、結局、1人の時はまったりが勝っちゃうんですよね。

だから、ソロで行く時はだいたい、缶詰を温めたり、冷凍の焼き鳥を焼いたり、飲みながら作れる簡単な手抜き料理だけです笑

■手抜き料理でも雰囲気抜群!

購入した鍋で、早速手抜き料理を作ってみましたが、想像以上にいい感じ。使ってわかったメリットが5つあります。

1つめは、鍋底が広いのでシングルバーナーの五徳にしっかり乗り、熱伝導率が高く薄いのですぐに温まる。2つめは、低く安定感があり調理がしやすい。3つめは、サッと洗えて簡単に汚れを拭き取れる。4つめは、鍋の角度のせいか、汁物が飲みやすい(ただしハンドルが熱くなるので、グローブは必須)。5つめは、そのまんまですが見た目が鍋料理に合う。クッカーで同じものを作っても、コレジャナイ感がありますが、これで作ると、抜群に雰囲気が出ます。

逆にデメリットは、なんせアルミが薄くペラペラですぐ凹む点と、見た目。蓋の取っ手にプラスチックが使われているので、無骨感というよりもチープ感があります。いずれも個人的には気になりませんが、気にする人はやめておいた方がいいかもしれません。

■キャンプに欠かせない「袋ラーメン」

鍋料理ではないですが、まずはキャンプに欠かせない袋のラーメンを作ってみました。野外で食べると、袋のラーメンでも美味しさが全然違うんですよね。

鍋の容量が0.7Lと、ラーメンを作るのにぴったりサイズ。袋のラーメンの水量はだいたい500mlですが、ペットボトルがなければ、蓋の線より約1cmほど下(小指の第一関節の中ほどまで。指の長さは人によって違うので、あらかじめ計っておくといいでしょう)で、ザクっと500mlです。

■買ってきて入れるだけの「おでん」

超簡単なのが、スーパーによくある、おでん種とスープが入ったおでんセット。鍋に種を並べ、スープを入れて、蓋をして温めるだけ。これならナイフもまな板も要りません。

カラシ好きは、カラシを持参してください。

■豆腐とネギを切って入れる「湯豆腐」

湯豆腐も簡単です。水に一片の昆布を入れ、切った豆腐を入れて静かに煮るだけ。今回は長ネギを入れましたが、春菊とかシイタケとか好みに合わせて好きなものを入れればOK。ただし、タラも白菜も…と追加すればするほど、手抜き鍋から離れていきますので、ご注意を。

醤油やポン酢、昆布を入れる場合は昆布を持参する必要があります。

もちろん普通のクッカーでも作れますが、気分が違います!

■冷凍の餃子とキャベツで作る「餃子鍋」

昔からよく作っていた餃子鍋も簡単鍋のひとつ。今回はオリンピックでも大評判になった冷凍の餃子にキャベツのコンビ。キャベツを数枚持参すればいいですし、スーパーで1人分にちょうどいい野菜があればそれを入れるだけで完成です。油揚げを入れてもいいでしょう。

自宅で、味噌と顆粒のだしの素を混ぜてゴルフボールくらいに丸めてラップに包んだものを作って、それを持っていけばすぐできます。

味噌仕立てで、好みで七味を振るとポカポカ暖かくなります。

■温めるだけ「パックのご飯」と「レトルトカレー」

アウトドアで食べるカレーも美味しいものです。飯ごうやメスティンでご飯を炊いてもいいのですが、1人の場合はパックのご飯とレトルトカレーで済ませます。

水を蓋の線よりちょい多めにすると浮かぶので、鍋に当たることもありません。ただし、沸騰させると噴きこぼれるので、プクプクと泡が立つくらいでキープ。

両方温めたら、鍋に入れていただきます。ちょうどいいサイズなのですが、鍋底を傷つけてアルマイトが損傷しないよう、金属製のスプーンは使わない方がいいかもしれません。

【次ページ】手抜き料理のためのクッカーセット

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