おいしいご飯を求めてたどり着いた「ご飯釜」にテンション上がりまくり!

■残ったご飯をどうするか問題

火を止めてから15分が経ちました。いよいよご対面です。

おおぉぉお! いいじゃないですか! 粒立ってますよ。ちょい硬めが好きなので、この感じ、どんぴしゃかも。

しゃもじで底からかき混ぜてみましたが、ベタついたところもなく、こげもない。ちょっとつまみ食いしたところ、まさにこれぞ“ちょい硬め”の炊きあがり。あぁご飯がおいしいって幸せ。

せっかくなのでお茶碗によそって記念撮影。佇まいが雰囲気ありますな。

この記念すべき自宅での初釜炊きご飯、いったい何で食べようかと炊いている間ずーっと考えていたんですが、やっぱこれでしょ。

納豆でいただきましたよ。迷ったんですよ、いろいろ。でもおいしいご飯で食べる納豆って最高じゃないですか。そして実際、最高でしたよ。

この納豆ご飯で0.4合程度食べたわけですが、問題は残ったご飯です。炊飯器なら、そのまま保温で置いておいて、次の食事にとなるところかもしれませんが、そういうわけにはいきません。

そこで登場するのが、一緒に購入したおひつ!

ハリオさん、ご丁寧に「ご飯釜のおひつ」(実勢価格:3400円前後)なんてものを用意してくれていました。耐熱の陶器製で耐熱温度差が350℃だから、電子レンジもOK。陶器だから吸水性があり、ご飯の余分な水分を吸収してくれるそう。

さらにレンジで温める時は、陶器が吸収した水分を放出し、ご飯が適度に水分を得てふっくらするとか。

実は最近、炊飯器で保温されたご飯と同様に冷凍したご飯も苦手になっていたんです。だから炊飯器で炊いてもすぐに茶碗に移して、ラップして冷蔵庫に。食べる時はそのままチン。どうせ遅くても翌日には食べるし、こっちの方がまだ食べられるということで…。

だから、おひつごと冷蔵するスタイルはまさに今のスタイルにピッタリ。さっそく残ったご飯は冷蔵庫に。

夕飯時にチンして食べてみましたが、パサパサ感は一切なく、適度に水分を含んだご飯になりました。おひつ買っといてよかったー。

*  *  *

炊飯器と比べたら、たしかに手間はかかります。でも火加減は簡単だし、何より直火炊きのおいしさは格別。内側に付いたご飯粒も、水を入れて少し置いておいたらキレイに取れました。またフタの蒸気吹出口も簡単に分解して洗えるようになっています。重さはありますが、片付けはさほど面倒ではないところは助かります。

ここ数年、ご飯がおいしくない食事ほどがっかりするものはないと感じていたので、1合炊きでも家でこれだけ粒立ったご飯が食べられるなら、1日1回の多少の手間なんて問題なしです。

これからはおいしいご飯が食べられるって考えると、めっちゃテンション上がってきたぞ!

>> HARIO「フタがガラスのご飯釜」

<文/円道秀和(&GP)>

 

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