■ブランドカラーのペグとフレームがかわいい
POLeRのロゴがかわいい巾着タイプの収納袋にはいっています。重量は3.2kgで超軽量というわけではありませんが、持ち運びが苦になるほどでもありません。
オレンジ色のアルミペグ12本とガイライン6本、アルミ製のフレーム、そしてフライシート、本体が入っています。フレームは全部つながっているので細かいフレームをなくす心配がありません。
大型メッシュを持つインナーテント。夏はこれだけでタープの下で過ごすのもいいかも。フレームは両側がすっきりと立ち上がり、天井部分にもキャノピーポールが2本ついているため、シンプルなフレームのわりにボックスに近い空間を生み出しています。頭上が広々して気持ちいい!
30Dポリエステルリップストップのフライシートをかぶせ、ガイラインをひけば完成です。ドアパネルは上に巻き上げるほか、手持ちのポールでドアパネルを跳ね上げてもOK。風のある日はドアパネルをおろしたまま、その脇の三角部分を小さく開放するなんてこともできます。
■空を眺めながら眠れる天窓付き!
今どきの大型前室ではありませんが、前室の奥行きは約40cm。ブーツやクッカーを置くには十分です。背面にもドアがあり、そちらも奥行きは約40cm。2人利用のときはそれぞれに専用ドアとブーツ置き場があるのでストレスを軽減します。
前室の広さは控えめですが、その分、本体のフロアに座ったままファスナーに手が届きます。結露でぐっしょり濡れたフライに腕や肩が触れるのは不快だから、これはうれしい!
フライシートの一部にはロゴをイメージした窓がついています。ちょうどインナーのメッシュ部分に位置しているので、寝転びながら空を眺められるのが楽しいですね。このあたりの遊び心がPOLeRらしい。
スカートがないのでフレッシュな空気をふんだんに取り入れられます。
フライシートは心躍るデザインが続々登場していて、ほかのブランドにはない“選ぶ楽しみ”があります。チェアや寝袋とおそろいの柄にするのもステキ。
ポップなデザインのテントは「見た目だけで機能はそうでもないんじゃないの?」と勘ぐってしまいますが、「2 MAN TENT」は素材も居住性もかなりのレベル。唯一、アメリカ発のテントに多いほぼ全面メッシュインナーで冬キャンプに不向きなのが残念ですが、マットと寝袋を冬モデルにする、大型シェルターの下にテントを入れるカンガルースタイルなど工夫次第で秋キャンプに対応できますよ。
>> POLeR
<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter
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