【マツダ新CX-3試乗】MTで“走る楽しさ”を実感。ルックスも美しい

今回の試乗車は、CX-3です。いうまでもなく、コンパクトハッチであるデミオのSUV/クロスオーバー版で、昨年の12月、デビューから1年も経たずに改良が行われた最新仕様です。

マツダ CX-3 MT

秀逸なデザインが多いマツダ車の中にあっても、CX-3のエクステリアは非常に美しい。「かつてのピニンファリーナもかくや!」といったバランスのよさが印象的です。前後からのマス(塊)の衝突を上品に表現した、ボディサイドのキャラクターラインもいいですね!

マツダ CX-3 MT

車体の大きさは、全長4275×全幅1765×全高1550mm。デミオと同じ2570mmのホイールベースながら、やや大きなボディを載せます。

エンジンは、1.5リッター直4ターボディーゼル(105馬力/27.5kg-m)のみ。割り切った構成です。トランスミッションは、トルコン式の6ATと、冒頭から述べている3ペダル式の6MTから選択可能。トリムレベルによって「XD」、「XDツーリング」、「XDツーリング Lパッケージ」に分かれ、いずれのグレードにもFF(前輪駆動)とAWDが用意されます。

今回ドライブしたのは、XDツーリング LパッケージのMT車。駆動方式はAWDです。以前、報告したように、マツダのAWDシステムは、実用上過不足ないレベルにコンポーネンツを絞ることによって、車重増をミニマムに抑えているのが特徴です。

試乗車の場合、FFの1240kgに対して、1300kg。ほぼ大人ひとり分のウエイト増にして、カタログ燃費(JC08モード)は、FFの25km/Lからやや数値を落とした、23.4km/Lになります。

ちなみに、マツダのATは、コンベンショナルなトルクコンバータータイプということもあってか、グレードにかかわらず、ATよりMTモデルの方が燃費に優れます。ちょっぴりMTモデルを選ぶ理由ができましたね!?

 ■この先、MT車は“動く化石”になる!?

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