■日常の延長にある違和感のないインテリア
インテリアは使いやすさを追求。オーナーの家族や友人など、ボートに詳しくない人が乗っても違和感のないインテリアや装備を追求、トイレやシャワールームも一般的なマンション用に準じたシステムとしたそうです。
また、明るくモダンなメインキャビン、広々としたメインベッドルーム、子供部屋としても使えるクルールームなど、船内の設えは十分以上。
エアコンも各部屋個別にコントロールできますし、洗濯乾燥機や冷蔵庫、電子レンジも備えています。これら電気製品を使うことを前提に設計しているので、十分なバッテリー容量を確保、キャビン上のソーラーパネルからの給電も可能です。
航行させずに海の上の別荘ではもったいない感じもしますが、たとえ海に出られない日でも隠れ家的に使ってみるのも楽しそうです。
そんなX40 Conceptですが、すでに数件の問い合わせが入っており、2号艇、3号艇がデビューするのも遠くないかもしれません。
さて、気になるお値段は1億5800万円。
そろそろボートでも…というゆとりのある皆さま、未来志向の個性派ボートでマリンデビューしてみてはいかがでしょうか。
<SPECIFICATIONS>
Marine X X40 Concept
船体サイズ:L12.48×W4.02m
総トン数:12トン
定員:12名
エンジン:Mercury Verado350×2基
最高出力;350馬力×2
参考価格:1億5800万円
>>Marine X
<写真・文/村田尚之>
村田尚之|自動車専門誌やメーカー広報誌などを手掛ける編集プロダクションを経て、2002年にフリーランスライター・フォトグラファーとして独立。クルマや飛行機、鉄道など、乗り物関連の記事を中心に執筆・撮影。そのほか、カメラやホビーアイテムの取材・執筆も得意とする。
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