コニファーコーンはいち早く、折りたたみ式でありつつ二次燃焼タイプの焚き火台「パイロマスター2」を発明するなどオリジナリティあふれるちっちゃな焚き火ギアで注目されるブランドです。
ブランド自体は2016年スタートですが、道具作りの歴史は100年を超える老舗。確かな技術と現代生活にマッチするデザインの融合がコニファーコーンの魅力です。
そんなコニファーコーンのヒット作のひとつである「バタフライソー」がこの秋進化を遂げました。その名も「バタフライソー2」(6600円)。
ハンドルの中に刃を収めるフォールディングノコギリは数あれど、どれも片側に刃が並ぶ片刃。
ノコギリの刃には木の繊維と同じ方向に削るように切る“縦挽き”と、繊維を直角に断ち切る “横挽き”、それらの混合型である “茨目(いばらめ)”があります。茨目は縦にも横にも切れ、さらに斜め方向の切断が得意という万能な刃で、キャンプ向きとされる片刃ノコギリの大半が茨目です。
一方、「バタフライソー2」は日本の伝統的なノコギリを思わせる両刃で、横挽きと茨目を両側に備えています。
両刃ノコギリは縦挽きと横挽きが備わっているものが多いのですが、キャンプの場合、薪を短くするなど木の繊維と直角に刃を入れることがメイン。
キャンプで挑戦しやすい生木を使ったグリーンウッドワークでは、水分の多い木を縦や斜めに切ることもあるので縦挽きではなく茨目と横挽きの刃が備えられているのは合理的です。
- 1
- 2