実はケンウッド、ドラレコのリリースには積極的で、昨年は3モデル、今年2月には今回試した「DRV-410」を含む2モデルをリリースしました。
「DRV-410」はケンウッドのラインナップの中では、いわゆるスタンダードモデルという位置付けですが、スペックは市販最上級レベル。市場モデルをしっかり研究して開発したことがうかがえます。
個性的なボディデザインで、ちょっと厚めですが、全体としてはコンパクトに仕上げられています。背面のディスプレイは1.5インチと小さいですが、ボディが小型なことから考えると、これは仕方がないですね。
操作ボタンはディスプレイの左側に3つ、底面に1つ付いています。できるかぎり大きくしているため、操作感は良好です。
フルHDを超える解像度で録画してくれる
そして徹底的にこだわっているのが画質。ビデオカメラで培ったJVCの光学技術と、カーナビなどで培ったケンウッドの車載技術が投入され、かなりの高画質になっています。
記録に残したい瞬間に、記録に残したい部分を明確に写すためには、より精細な画質が必要になります。この「DRV-410」は、現在主流のフルHD(1920×1080)を超える3M(2304×1296)という高解像度録画を実現し、映像内の細かい部分まで確認できるんです。
また、トンネルの出口や逆光時など明暗差が激しい場所でも確実な確実な映像を残すために、露出を変えた複数の撮影画像を合成するHDR機能(3M記録時は利用できない)を搭載しています。
さらに西日本地域のLED信号も確実に写すフレームレートを採用。事故時の信号の確認にも役立ってくれます。
映像とともに、各種データも記録
記録した映像の再生には、専用ソフト「KENWOOD DRIVE REVIEWER」を使います。映像とともに、G(加速度)センサー情報や速度、記録された場所の地図の表示(インターネット接続時)もできます。ここまで資料としてそろっていれば、事故の際に参考データとして提出したり、自分の運転を振り返って安全運転に役立てたりできるようになりますね。
高画質だからこそ実現できた運転支援機能
安心機能も注目ポイント。
別売りの電源ケーブルを使えば、駐車中に衝撃を検知すると自動的に車両前方の映像を記録する駐車録画監視機能も使えます。
いたずらや車上荒らし、車両盗難などの抑止効果も期待できます。また、高度な画像認識性能により、前方衝突警告や斜線逸脱警告、発進遅れ警告といった運転支援機能も付いています。
この一台で、ドラレコだけでなく安全運転の支援までしてくれる。実売が2万円を切ることを考えると、かなり高コスパなモデルといえるのではないでしょうか。
ケンウッド >> http://www.kenwood.com/jp/
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(文/CarGoodsPress編集部)
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