これだけあれば最低限のソロキャンプができる6つの厳選ギア!2021年版

■現時点でベストなおすすめギア6選

改めて今回は、キャンプに必要な最低限のカテゴリーの中から、使ったことのある道具という縛りで選びました。もちろん各カテゴリーのアイテムを全て使ったわけではありませんが、長年アウトドアアクティビティやキャンプをやる中で、たくさんのアイテムを購入してきました。

もちろん買う前に色々調べ、ベストだと思うものを購入するので、手元にあるギアは一次予選を突破したギアばかりです。その中から、今回はさまざまな状況を鑑みて選びました。

これしかないでしょ! という圧倒的におすすめのものから、どっちか悩んだけど状況を考えるとこっちの方がいい! という僅差のものまで、その理由とともに紹介しています。

■1.オールシーズン全天候でキャンプができる【タープ】

Aqua Quest「Safari Tarp 3×3m」

キャンプといえばテント! ですが、私はテントの代わりにタープをおすすめします。理由は、軽量、コンパクト、そして雨でも、風が強くても、どんな時でも自分の身を外気からある程度は守ってくれるから。

タープのサイズは本当にさまざまですが、ソロまたはデュオくらいならば3×3mが一番汎用性が高いのでおすすめです。

タープ泊キャンパーの中で有名なDDタープも持っていますが、Aqua QuestのSafariの方が個人的に好きです。

ループの数や色んな張り方ができるバリエーションは同じなのですが、このタープはなんと言っても耐水性が非常に高いのです。そして、丈夫。対水圧は20,000mmで、一般的に有名ブランドのテントの対水圧が1,500~2,000mm、DDタープが3,000mmという数値(数値が高ければ高いほど耐水性は高い)から、このAqua Questがいかに高い水準か、お分かりいただけるでしょう。

また、丈夫さという観点からは、生地が70Dナイロンという生地を使っていて、引き裂きに強い生地を使ってます。ちなみに私の友人が同じタープの設営時のペグ打ちで誤って、生地にペグを刺してしまったのですが、すぐに抜いたところ、後日、穴の痕跡が見当たらず、普通に使えていることが判明。このエピソードは、かなり稀なことかもしれませんが、本当にそれくらいタフに使えます。

ちなみに私が最も多く張るのは軍幕なのですが、何故、今回、タープを選んだかというと、軍幕は雨に弱いので、いつでも安心して使えるという点ではタープに分があるため選定しました。

■2.いつでもどこでも安眠できる【マット】

Thermarest「Zライトソル」

就寝時のマットとしては、マイナス5℃くらいまでなら、地面からの冷気を感じずに寝れます。また、クッション性もそれなりに高いので、横向きになっても、体に地面が当たって、痛いという感覚はほとんどありません。

私は10年くらい同じものを使っていて、だいぶペシャンコになってますが、まだ、現役で活躍しております。就寝時のマットとしてだけではなく、クラフトをする時、地面に膝をつくと痛い場所などに敷いたり、焚き火を前に調理や食事を楽しむ時の座布団がわりにも使えます。

また、この形状はさっと敷いて、さっと片付けられるという大きなメリットもあるので必ず持っていくキャンプギアです。マットにはエアーマットという選択肢もありますが、エアーはどうしても故障リスクや、空気を入れる手間、片付けの手間があり、快適性ではこのクローズドセル型より高いのですが、私の中ではThermarest「Zライトソル」に軍配が上がります。

■3.軽量、コンパクトでコスパ最強【クッカー】

DUG「焚火缶M」

この焚火缶は本当に優秀です。熱伝導が良く、軽量なアルミなので、炊飯も美味しくできて、ラーメンは2人前作れますし、蓋はフライパンがわりになります。また、焚火料理に最高の相性なのが、吊り下げ可能な取手がついていること。シンプルイズベストなクッカーです。

私は以前、「アウトドアで最強のクッカーは飯ごう!のなぜ?」という記事を書いていて、今でも飯ごうは最強だと思っているのですが、今回焚火缶を選んだ理由は重量です。

飯ごうは確かに万能で色んな調理ができるのですが、この焚火缶Mと比較すると、焚火缶M249g、飯ごう(ドイツ軍レプリカ)455gとその差206gもあるんです。容量は若干焚火缶の方が上なのにです。ただ、万能感は飯盒の方が上ですので、206gくらい問題ないって方は、飯ごうをおすすめします!

■4.災害時でも安心して体温を守れる【寝袋】

mont-bell「ダウンハガー800#0」

私は常々、寝袋だけは良いものを買った方が良いと、あちこち言っていますが、キャンプ初心者が最初に買うべきたった2つのギアは、寝袋とマットだと思ってます。そして、寝袋は冬に使えるタイプのもの。このモンベルの#0は快適温度-10℃、限界温度-20℃なので、相当寒い時に使うように思いますが、掛け布団のようにかけて寝たり、ファスナーを開けて寝れば、10℃くらいでも全然快適に寝られます。

夏の暑い時はむしろ寝袋は要りませんので、寝袋を買うなら、寒い時をベースに考えた方が、災害時にも役立つのでおすすめです。もちろん値段は冬用の方が高いのですが。しかし、キャンプは冬の方が虫も人も少なく、焚き火の暖かさを感じられ、空気も澄んでいて、最高に気持ちい季節なのです。

私も初めは冬はキャンプしないと思って夏を含む3シーズン用を買いましたが、結局冬用の寝袋を買っているのです。絶対にやらない方は不要かも知れませんが、騙されたと思って、冬用を購入してみてください。現在「ダウンハガー800#0」は、「シームレスダウンハガー800#0」にバージョンアップしています。

■5.調理以外なんでもこなせ野営に欠かせない【ナイフ】

Barkriver Nives「トラッカー」

このナイフの万能性、パワーについては、「アウトドアナイフBARK RIVER KNIVES「トラッカー」とVarustteleka「テラバ・スクラマ」はどちらが最強か?」で詳しく説明をしていますが、簡単にいうと、野営において調理以外のことはほとんどなんでもこなせます。

薪割りのバトニング、薪をカットするチョッピング、枝を削るシェービング、これらの作業をしていて、不自由さを感じることはほとんどありません。このナイフには、今年出会ったのですが、それ以来、調理以外で他の刃物をほとんど使っていません。そのくらい、スゴいナイフです。

ただ、価格が高いのが…。

キャンプ場の薪は、乾燥具合によってはものすごく硬くて、斧でも割るの厳しい時ありますが、これなら割れます! それでいて、細かなフェザースティックも作れてしまう、万能さがあるんです。

■6.アクティビティの幅を広げてくれる【バックパック】

MysteryRanch「ピントラー」

このバックパックも、ナイフと同様、今年出会った最高に素晴らしいギアなのですが、本当にスゴいです。

詳しいスペックや詳細は「容量を増やせて背負いやすいミステリーランチの「ピントラー」と1泊野営装備」で紹介していますが、約40リットルの容量が“オーバーロードフューチャー”という機能(バックパックの袋部分と背負子部分が分離し、その間に荷物を挟む機能)を使うことによって、プラスで30〜40リットル分の荷物を背負えるのです。

しかも、背負った時の体感重量がとても軽く感じるので、キャンプに限らず、トレッキング、登山、バックカントリースキー・スノーボード、など様々なアウトドアアクティビティに使用でき、荷物の増減があるかもしれない旅行や、バックパッカーなどにも重宝しそうです。ひょっとすると、今シーズンのベスト・バイかもしれません!

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さて、いかがでしたでしょうか? このカテゴリーの道具があれば、最低限ソロキャンプができるという縛りの中で厳選した、おすすめできるギアたち。

もちろん、これ以外にもあった方がいいギアはたくさんありますが、最低限これだけあれば、楽しく、キャンプができます。足りないアイテムを強いて言えば、ロープとライト。ロープは、木の蔓とかを代用すればなんとかなりますし、ライトも焚き火さえ付けてしまえばなんとかなるので、逆に不足しているギアはライターでしょうか(笑)

皆さんも自信の最低限のキャンプギア、考えてみてはいかがでしょうか?

(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」

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