■収納はA4サイズながら、薪の大量投下可能
「Lagom」をバラすとこんな感じ。オプションパーツなしだと超コンパクトです。
写真のように、天板、足、オプションの五徳セットやリフレクターを含んでもA4サイズに収納可能。
A4サイズに収納可能な焚き火台といえば、私も愛用しているピコグリルがあります。収納に不満はありませんが、薪を投入できる量がちょっと少ないと感じる時があります。
ピコグリル398をバラしたところ。こちらもA4サイズに収納可能。
ピコグリル398に薪をのせた状態。キャンプ場で買う薪を切らずに太いままだと4本くらいしか置けません。
Lagomの場合は、こんなにたくさんの薪を投下することができるのです。
いかがですか? この差。ピコグリルもLagomも同じようにA4サイズに収納が可能ですが、薪の量はこんなに違うのです。
もちろんLagomの方が大きく、重量はロータイプで750g、ハイタイプで860g。ピコグリル398の442gと比較すると重いですが、このくらいの差であれば、バックパックキャンプでも問題にならな差ですよね?
大きな熱量を必要とする調理や、冬キャンプで暖を取るときにはなるべくたくさんの薪を投入できた方が絶対にいいい訳なんです。
ちなみにピコグリルでも同じくA4に収納可能で398より少し大きめの498は490g(フレームおよび火床プレート)で、もっとたくさん(Lagomと同じくらい)の薪を投入したい場合はA3サイズに収納可能な760というサイズもあります。こちらは749g(本体)と、Lagomとほぼ同じくらいの重量です。
■色んな調理が可能でリフレクターにもなる風防
Lagomはオプションで、リフレクターと分割可能なロストル、そしてロストルスタンドがあります。これによって、上の写真のように最上段(弱火)での調理や、中段(中火)、下段(強火)と、火力調整が簡単にできるんです。
風防をつける位置を変えれば大きい薪の投入も可能。しかもこの風防はリフレクターになります。
風防をリフレクター化してみました。風上に配置したり、自分と反対側に配置すれば、ものすごく暖かくなりますね!
この豊富なオプションパーツのおかげで、今では製作者が予期してなかったような使い方をユーザーがどんどん工夫して編み出しているようです。
飯ごうで米を炊く時が一番火力調整に気を使うので、簡単に高さ調整できるのは、本当にありがたいのです。
さて、いかがでしたでしょうか? 私は色んな焚き火台を使ってきましたが、こんなに衝撃を受けたことはありませんでした。
このサイズと重量で、十分過ぎるほどの薪を投入でき、そして豊富なオプションパーツにより火力調整は簡単で、かつ風防をリフレクターにもできるため暖かい! 燃焼効率も高いのですが、下に灰が溢れるような隙間が天板にないので、後片付けも楽ちん。本当に優秀な最強の焚き火台に出会ってしまいました!
今回は友人のを借りたので、欲しい! と思い早速、注文したのですが、すでに受注停止中。こればっかりは仕方ないので、使える日を夢見て、気長に待つことにします。
>> 連載 [不自由を自由にする野営スタイル]
(文・写真/RYU)
RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」
【関連記事】
◆窓から炎を眺められる焚き火台はBBQも調理もやりやすい!
◆焚き火台で湯沸かしできれば洗い物に助かる!足湯もいいかも!
◆より調理しやすくなった超軽量焚き火台 「NINJA FIRESTAND SOLO」
- 1
- 2