■せっかくだから使い方も考えてみた
実は他にもケースとして使えそうなモノを見つけてはいました。そちらはサイズに余裕がありそうだったんですが、ではなぜ「タクティカル オカモチ」にしたのか。その最大の理由がストラップです。
他の候補は手持ち用の短い持ち手しか付いていなかったんですが、こちらは肩掛けもできるストラップ仕様です。手持ちだと結局、本体をそのまま持つのと変わらないですからね。ラクに持ちたいとなると、やはり肩掛けは必須です。「タクティカル オカモチ」を選んだ最大の理由はそこにありました。
では次に運用を考えていきます。
運ぶ時はケースに入れる。そして例えばキャンプ場に着いたら、ケースから出す。いやー、やっぱめんどくさい(笑)。それにポータブル電源は防水じゃないし、出しっぱなしはちょっと気になる。
だったらフタを開けただけで使ってみるとかは…。
ワイヤレス充電ができる天面は、もちろん使えます。
主電源のボタンも、上の方に付いているので問題なく押せます。
でも肝心のUSBポートやコンセントは無理。
そこで少々トリッキーですが、端子部分がL字型になっているケーブルを使うことにしました。
コンセントと、USB Type-Aを2本とPD仕様のUSB Type-Cを1本。これを挿していきます。
ポートの位置などを考えてケーブルを用意したので、それぞれが干渉せずに取り回せました。
上から見てみても、それほど飛び出てません。幅と奥行きは多少余裕があって、しかもソフトケースだからなんとかなるでしょ(4回目)、というソフトケースに甘えきった考えのもと、ケーブルを挿したままケースに入れてみます。
入った! よしよし、さすがソフトケース(笑)。じゃあファスナーを閉めて…と、ここで問題が。
実はこの「タクティカル オカモチ」、ダブルファスナーではない!
フタを完全に分離できるようになっているため、シングルファスナー仕様なっているんです。これ、届いてから気づきました…。うーん残念。
でも途中までは閉められるので、半周程度閉めて隙間からケーブルを出せばなんとかなるかと妥協。
フタを閉めたまま、ノートPC、スマホ、モバイルバッテリー、タブレットに同時給電。うん、悪くない。
ちなみにフタの裏はメッシュのポケットになっていて、ケーブル類を入れられます。持ち運びの際は、ここに入れておくといいかも。ただし、厚みのあるケーブルをたくさん入れると、フタを閉める時にかなり無理が出ます。なにごともほどほどにってことですね。
* * *
これでようやく、ポータブル電源をラクに運用できそうです。それにオレゴニアンキャンパーらしいカモフラ柄は、コヨーテ系カラーが多いMyキャンプギアとも相性バッチリ。
キャンプ場でも入れたまま使えれば、ポータブル電源だけ浮いちゃうなんてこともありません。しれっと「これもキャンプギアですよー」みたいな雰囲気でデジタルデバイスを充電なんて理想的。しかも結露などの水気からポータブル電源を守ってくれます。
そうそう、なんとなくいけそうだなと思って、コールマンのクーラーボックス「エクスカーションクーラー 16QT」に入れてみたら、ぴったりでした(笑)。
>> オレゴニアンキャンパー
>> BLUETTI
タクティカル オカモチ
・素材:ポリエステル
EB55
・本体重量:7.5㎏
・バッテリー容量:537Wh
・AC定格出力:700W
<文/円道秀和(&GP)>
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