普段使いにピッタリな軽量モバイルバッテリーは災害時の徒歩帰宅でどれだけ使えるか試してみた

■持ち運びにピッタリな薄さと軽さを兼ね備える

今回購入したモバイルバッテリーの容量は5000mAh。薄さわずか7.5mmで、サイズは約137.7x66.5mm。iPhoneと一緒に持っても、苦にならない大きさです。

重さは110gと、コンビニのおにぎりと同じくらい。以前の円柱型モバイルバッテリーとの差はほんの25gですが、こちらは薄くて手のひらに重さが分散するため、より軽く感じます。ケーブルは内蔵型で忘れる心配がなく、長さ約10cmでかさばらないのもポイント高め。

この薄さと軽さなら、持ち運びにピッタリです。

■避難時の防災グッズは意外とコンパクト

せっかく徒歩帰宅の練習をするので、これを機に防災グッズをまとめてみました。

初めて準備したのは、常に持ち運ぶものをベースにした避難用グッズ。

参考にしたのは、無印良品が公開していた“いつも持ち歩いて欲しいモノ”リスト。具体的には、モバイルバッテリー、ラジオ(スマホアプリ)、大判タオル、マスク、絆創膏、ウエットティッシュ、有線イヤホン、懐中電灯、ホイッスル、食料(おにぎり、カンパン、チョコレート)、そして水。

加えて、軍手とカイロ、ロープも準備しました。

食料はとりあえず1食分を確保。水は1人あたり1日2L必要らしいので、今回は2Lのペットボトルを用意しました。

これらをリュックに詰め込み、持っていきます。

■会社から自宅最寄駅までの距離は約13km

会社から自宅最寄駅までのルートはGoogle マップの通り。自宅付近は地図がなくても道が分かるため、今回は最寄駅を到着地点としました。距離は約13km、歩いて約3時間の想定です。

▲実際の徒歩帰宅を想定し軍手をはめて出発!

出発時点でスマホのバッテリー残量は20%。

さっそくスマホにモバイルバッテリーをセットして、帰宅スタート。

使うアプリは災害時を想定した最低限の4つだけ。ルート確認に必要なGoogle マップ、状況確認に使うTwitterとradiko、連絡手段のLINEです。ディスプレイの明るさは半分。

果たしてスマホのバッテリーが切れることなく、無事に自宅最寄駅まで到着できるのでしょうか?

■30分で順調に増えていくバッテリー残量

最初に右折する目印の川に到着した後、しばらく川沿いを歩き進みました。出発から約30分経過した時点で、スマホのバッテリー残量は45%と順調に増加。

川にはシラサギやアオサギがいて、思わずのんきに観察してしまいそうになりました。そんなことはさておき、冷静に考えると川沿いは氾濫などが少し怖いです。

調べてみると、目黒川には調整池という地下の貯水池があり、そこで川が溢れないように水量を調整しているそう。とはいえ、もしものために川沿いから離れた別のルートを知っておいた方が安全かもしれません。

また、川沿いには消火器がありました。普段気にしていないので気付きませんでしたが、意外と道中に消火器が設置されています。大地震の後などは火災が多発するので、あらかじめ自宅近くの消火器を把握しておこうと思いました。

【次ページ】いざという時は大容量の方が安心!

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