普段使いにピッタリな軽量モバイルバッテリーは災害時の徒歩帰宅でどれだけ使えるか試してみた

■2時間で充電切れとなったモバイルバッテリー

出発から1時間経過した段階で、すでにスマホが60%充電済みでした。この調子なら1時間後には充電は完了していそうと思いきや、出発してから2時間経過。先ほどの想定とは裏腹に、87%までしか充電されていませんでした。

▲充電切れのときは、一番右のライトが点滅

休憩タイムをとり、いったんモバイルバッテリーを外して、しばらく有線イヤホンでラジオ聴取。ふとスマホを確認すると、バッテリー残量が80%を切っていました。再度充電しようとしたところ、なんとモバイルバッテリーが充電切れに!

すでにスマホ本体のバッテリーが消耗している上に、常に位置情報ONでマップを開いていたからか、バッテリーの消耗量がモバイルバッテリーの充電量を上回ってしまったようです。

進んだ距離はまだ会社から3分の1。

焦りで叫びそうになりましたが、歩を進めるしかありません。

■風前の灯となったスマホのバッテリー残量

出発地点から歩いて約10km。ようやく、最寄駅まで残り3分の1の距離まで来ました。

しかし、スマホのバッテリー残量が20%を切っており、かなりヒヤヒヤ。今スマホが切れたら帰り道がわかりません。情報も入手できなくなってしまいます。

「今ならバッテリーの少しの重さも厭わない(涙)」

そんな気持ちになりました。

■バッテリー容量の大きさは安心感につながることを確認

ようやく最寄駅に到着。出発してから約5時間。今回は初めて通る道で、徒歩帰宅のシミュレーションを兼ねていたため、帰るまで想定以上に時間がかかってしまいました。

そして最終的にスマホのバッテリー残量は12%。ということは、私のスマホの場合、残量20%の時点で出発し、5000mAhのバッテリーで必要最低限のアプリを使うだけなら自宅まではかろうじて持つということ。

とはいえ災害時は予定通りに帰れるとは限りません。5000mAhは日常使いには十分な容量ですが、いざというときには少し心もとない容量であることが発覚。今回徒歩帰宅をしてみて、いざというとき、モバイルバッテリーの容量は安心感につながると身を持って理解できました。

そういえば、停電や通信制限の影響を受けないので災害時に重宝すると聞く公衆電話を1台も見かけませんでした。そこでいっそう、スマホを使える状態にできる大容量モバイルバッテリーの必要性を再認識。次に買うなら大容量に決定!

徒歩帰宅をした感想としては、新たな気付きがあったり、災害時の備えができたりしたので良い経験でした。

>> Anker

<文/栗原伶奈(&GP)>

 

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