■指先ちょいで締めたり緩めたり
編み上げのブーツにもいろいろ種類があります。購入した「DANNER FIELD PRO 6H」は上まですべてヒモを穴に通すタイプですが、トレッキングシューズなどでは、足首より上の部分だけ引っ掛けるタイプのモノもあります。
このタイプだと、結び目をほどいた途端にはらはらっとヒモが外れて、すぐに脱げます。締め上げる際も外側に引っ張りながら引っ掛けていくだけ。
でも、上まで穴を通すタイプの場合は、1カ所ずつ締めたり緩めたりする必要があり、正直大変。
そんな編み上げブーツのヒモの途中に「ZLOKZ」を取り付けると、かなりラクになります。位置はどこでもいいし、なんなら複数付けるのもアリとのことですが、今回は上の方にひとつだけ付けてみました。
途中でヒモを「ZLOKZ」の穴に通して、フック状の部分に逆側のヒモを引っ掛けます。その状態でしっかりヒモを結べば準備完了。公式サイトでは、ヒモを堅結びして余計な部分は切っちゃってもOKと書かれていましたが、見た目重視ということで今回は普通に結びました。
脱ぐ時はこのZLOKZを外すだけです。
指でつまんで押してやれば、簡単に外れます。
外れるとガバッと広がります。こうなればしめたもの。
履き口が大きく広がるのでスポッと脱げます。
もちろん履く時もラクラク。広がった状態のブーツに足を入れて…
指でギュッと押して逆側のヒモに引っ掛けてやればOK。
ぎゅうぎゅうに締めたいなら複数使った方が効果的な気もしますが、ちゃんと上まで締まっていればいいのなら、ひとつでもまったく問題なし。ちゃんと歩きやすい状態になりました。
靴ヒモがほどけたり、ゆるんだりして発生する事故を未然に防ぐために開発されたという「ZLOKZ」。金属製なので割れたり壊れたりという心配もありません。もちろんブーツだでなくスニーカーなどヒモ靴ならなんでも使えます。
しかも「DANNER FIELD PRO 6H」の特徴であるスノーピークのロゴが描かれた赤い自在金具ともしっくりきすぎていて、あつらえたかのような仕上がり。これなら日常でもキャンプでもブーツを履こうという気になりますね。いやー助かった。
>> ZLOKZ
<文/円道秀和(&GP) 写真/田口陽介>
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