さて、日産のセレナといえば、いまや“日本のファミリーカーの定番”ともいえるクルマ。すでにモデル末期であるにもかかわらず、新型のホンダ「ステップワゴン」、トヨタの「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」の3兄弟のそれぞれと、互角の販売競争を続けています。
セレナ用のパフォーマンスパッケージ(50万3000円/塗装済み)には、フロントアンダースポイラー、サイドスカート、リアアンダースポイラーを含む空力パーツ、17インチのアルミホイール、スポーツステンレスマフラー、そしてスポーツサスペンションキットが含まれます。
すでにマフラーやサスペンションを「交換済み」というユーザーや、「とりあえずルックスから」という人は、空力パーツとアルミホイールを合わせた「エアロパッケージ」(34万円/塗装済み)を選ぶこともできます。
NISMOパフォーマンスパッケージを装着したセレナは、ミニバンの利便性を損なうことなく、ミニバンらしからぬ、しっかりとしたハンドリングを手に入れています。締まった乗り心地。ステアリング操作へのレスポンスが俊敏になっています。
よく考えられているのがスポーツマフラーで、普通にのんびり走っている時は、その存在をほとんど意識させません。ところが、いざスロットルペダルを深く踏み込んでみると、一転してスポーティなサウンドを発してドライバーを喜ばせます。知られたくない相手には隠しておける、快感デバイスです。
そして、「なんだかこのセレナ、カッコいいねぇ」と乗り込んできた知人、友人には、「実はこのエアロパーツ、スーパーGTマシンを設計した空力エンジニアが監修して開発されたんだぜ」なんて自慢もできます。
ダウンフォースの増大と、横風で乱されにくい直進安定性をゲットすべく、最新の空力解析を用いて設計されました。NISMOパフォーマンスパッケージは、カッコだけではないのです。
■エクストレイル:都会的でスタイリッシュ