日本のSUV市場で5本の指に入る人気モデル、エクストレイルにも、NISMOパフォーマンスパッケージが提供されるようになりました。
キット内容は、セレナと同様のパーツ群で、「パフォーマンスパッケージ」が59万4000円(塗装済み)、「エアロパッケージ」が37万6000円(塗装済み)となります。
やはり、スーパーGTに参戦するマシンを手掛けた空力エンジニアが監修したエアロパーツを装着し、ボディの下半分を中心に、グッと精悍なイメージとなったエクストレイル。フロントバンパー部で約7cm、サイドシル部で約6cm、リアバンパー付近で約4cmほど最低地上高が低くなります。
ステアリングホイールを握って走り始めると、意外とソフトな乗り心地。これなら、同乗者へのいい訳は不要です。エクストレイルならではの“SUVらしさ”を考慮してセッティングを進めた結果でしょう。
今回、試す機会はありませんでしたが、高速道路では「ダウンフォースの向上」、「空気抵抗の軽減」、そして「直進安定性の向上」といった開発意図の恩恵を感じられるのではないでしょうか。
オフロードをバリバリ走行する…というユーザーにはちょっと向かないですが、「都会でスタイリッシュにSUVを走らせたい」と考えているユーザーには、いい選択ではないでしょうか。
試乗車のように、「ダーククロムフロントグリルセンター」(2万2896円/取付費込み)、「ルーフスポイラー」(7万2360円/取付費込み)をさらに装着すると、一層、NISMOパフォーマンスパッケージの良さが際立ちます。
(文・写真/ダン・アオキ)
<関連記事>
【試乗】ヴェルファイアが激変!トヨタ直系TRD製“魔法”のパーツ
【試乗】トヨタ直系の底力!TRDプリウスは驚くほどスポーティ!!
【試乗】ホンダワークスの“無限”が走りを磨いた、ひとつ上のS660